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令和7年度 1級電気工事施工管理技士 No.64を解説、直流も交流も10分間加える

令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.64は、公称電圧6,600Vの交流電路に使用する高圧ケーブルの絶縁耐力試験に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、絶縁耐力試験の基本(試験電圧の決め方・加える時間)を問うものです。なかでも引っかけの核心は直流で加える時間で、交流と直流で時間が変わるかどうかを押さえているかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(誤っている記述)

> この論点をやさしく解説:絶縁耐力試験の電圧は何倍か?公称電圧と最大使用電圧の取り違えで落とす

> この論点をやさしく解説:絶縁耐力試験とは?手順の4点と試験電圧を解釈の条文で確かめる

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 7,000V以下の交流の電路は、最大使用電圧の1.5倍の交流電圧(15-1表)
2 ○(正しい) ケーブルを使う交流の電路は、試験電圧の2倍の直流電圧でよい(第二号)
3 ×(誤り) 直流も連続して10分間加える。「5分間」は条文にない
4 ○(正しい) 交流試験電圧は連続して10分間加える(第一号)

選択肢3の「連続して5分間印加した」という記述が誤りで、直流の場合も10分間です。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

電気設備の技術基準の解釈 第15条は、高圧の電路の絶縁性能を2通りで定めています。どちらも加える時間は連続して10分間です。

第一号は15-1表の試験電圧を加える方法で、7,000V以下の交流の電路なら最大使用電圧の1.5倍の交流電圧です。第二号はケーブルを使う交流の電路に限って認められる方法で、試験電圧の2倍の直流電圧を加えます。

直流でよいのは、ケーブルの静電容量が大きく交流だと大きな試験設備が要るためです。ただし電圧が変わるだけで時間は変わりません。問題文は時間のほうをすり替えています。

覚え方

  • 絶縁耐力試験は交流も直流も連続して10分間。時間は変わらない
  • 7,000V以下の交流の電路は、最大使用電圧の1.5倍の交流電圧
  • ケーブルの交流電路は、試験電圧の2倍の直流電圧に替えてよい
  • 直流でよいのは、ケーブルの静電容量が大きく試験設備が大きくなるため

理解度チェック

Q.

高圧ケーブルの絶縁耐力試験で、直流試験電圧は何分間加えるか。

連続して10分間です。解釈第15条では交流の場合も直流の場合も10分間と定めており、時間は変わりません。

Q.

公称電圧6,600Vの交流電路の試験電圧は、どのように決めるか。

最大使用電圧の1.5倍の交流電圧です。ケーブルを使う場合は、その2倍の直流電圧に替えることもできます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
  • 経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」第15条 15-1表(高圧又は特別高圧の電路の絶縁性能)
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