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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.42を解説、総合には詳細を書かない

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.42は、新築事務所ビルの電気工事における総合工程表の作成について、最も不適当なものを選ぶ問題です。建築工程との関連・検査日・工事が集中する時期・主要機器の4点が並びます。

この問題のポイント

この問題は、総合工程表が工事全体を大局的につかむための表だと分かっていれば解けます。細かい作業の調整は、月間工程表や週間工程表が受け持ちます。

引っかけの核心は、選択肢3が「各作業を詳細に記入する」としている点です。工事が集中する時期こそ丁寧に、と読ませますが、詳細を書き込む先は総合工程表ではありません。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当なもの)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正しい 建築工程との関連は全体の骨格。総合に書く
2 正しい 諸官庁の検査日は動かせない日程。総合に押さえる
3 誤り 各作業の詳細は月間・週間工程表の役目
4 正しい 主要機器は製作・搬入・据付調整の期間を見込む

最も不適当なのは選択肢3です。

選択肢3のポイント(ここが答え)

工程表は粗いものから細かいものへと段階が分かれています。

  • 総合工程表 着工から完成までを1枚で見る。動かせない節目を押さえるための表
  • 月間工程表 その月にどの作業をどこまで進めるかを示す
  • 週間工程表 各作業の詳細な検討と調整を行う

総合工程表に各作業を細かく書き込むと、1枚に収まらなくなり、本来押さえるべき節目が埋もれます。工事が集中する時期ほど、総合では山があることだけを示し、詳細は月間・週間へ下ろすのが順序です。

この論点は繰り返し出ています。

  • 令和3年度後期No.44(正答4) 「仕上げ工事など各種の工事が集中する時期は、各作業を詳細に記入する」が不適当
  • 令和2年度1級No.72(正答1)・平成27年度1級No.72(正答3) 「仕上げ工事など各種工事が輻輳する工程は、各種工事を詳細に記入する」が不適当
  • 令和3年度前期No.44(正答2) 「総合工程表により、作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理をする」が不適当
  • 平成30年度後期No.46(正答3) 「総合工程表は、週間工程表を基に施工すべき作業内容を具体的に示して作成する」が不適当

令和8年度前期の選択肢3は、令和3年度後期の肢と同じ文です。総合工程表に「詳細」の語が付いたら誤りと押さえます。

覚え方

  • 総合工程表は全体を大局的に。節目を押さえる表
  • 詳細な検討と調整は月間・週間工程表の役目
  • 総合工程表に「詳細」と書いてあったら疑う。5年度以上で同じ形が出ている

理解度チェック

Q.

各作業の詳細な検討や調整は、どの工程表で行うか。

月間工程表と週間工程表です。総合工程表は工事全体を大局的につかむための表で、詳細は下の段階へ下ろします。

Q.

総合工程表に主要機器を記入するとき、何を見込むか。

製作期間、現場搬入時期、据付調整期間などです。納まりが遅れると後工程が全部ずれるため、総合の段階で押さえます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」No.44、「同(前期)問題」No.44「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度・平成27年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」No.72「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(後期)問題」No.46「同 正答肢」
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