令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.8は、変電所について最も不適当なものを選ぶ問題です。密閉母線・二重母線・ガス絶縁変圧器・大型変圧器の輸送が並びます。
この問題は、母線の結線方式を自由度と所要面積のどちらで見るかを問うものです。この2つはふつう反対には動かず、同じ向きに動きます。
引っかけの核心は、選択肢2が自由度と面積の両方を逆に書いていることです。設備を増やせば運用は楽になり、そのぶん場所も要ります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正しい | 密閉母線にはガス絶縁母線・固体絶縁母線などがある |
| 2 | 誤り | 自由度は大きく、所要面積も増える。2つとも逆 |
| 3 | 正しい | ガス絶縁変圧器は不燃性ガスを使い、地下変電所など屋内に適する |
| 4 | 正しい | 大型変圧器は単相器で運び、現地で三相器に組み立てることがある |
最も不適当なのは選択肢2です。
二重母線は、母線を2組もつ方式です。片方を止めてももう片方へ切り替えて送電を続けられるので、点検や事故時の運用が楽になります。そのかわり、切り替えのための断路器が回線ごとに増え、機器も面積も増えます。
この向きは過去の出題で確かめられます。
3年度を並べると、自由度は高い・所要面積は増えるという組み合わせで一貫しています。令和7年度の選択肢2は、この2つを両方ひっくり返したものです。
残る3つは平成27年度No.10にも同じ文が並んでおり、そちらの正答が選択肢2なので、いずれも正しい肢として確定しています。設備を足せば運用は楽になり、場所は要るという当たり前の向きで読めば迷いません。
二重母線は単母線と比べて所要面積はどうなるか。
増えます。切り替えのための断路器などが回線ごとに増えるためです。そのかわり点検や事故時の運用がしやすくなります。
ガス絶縁変圧器が地下変電所に向くのはなぜか。
絶縁に不燃性ガスを使っているためです。油を使わないので、屋内や地下でも火災の心配が小さくなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月