令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.56は、法令に基づく申請書等に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、工事計画届出書をいつ出すかを覚えているかを問うものです。届出が受理された日から30日を経過しないと工事を始められません。
7日前では足りません。
正解:選択肢1(工事の開始の日の7日前に提出)
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| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 工事計画届出書を7日前に提出 | 30日前。不適当 |
| 2 | 重油2,000Lの地下タンクで危険物貯蔵所設置許可申請 | 指定数量以上。適当 |
| 3 | 消防用設備等設置届出書を完了から4日後に提出 | 4日以内。適当 |
| 4 | 道路使用許可申請書を所轄警察署長に提出 | 提出先は警察署長。適当 |
| 5 | 航空障害灯の届出を所轄地方航空局長に提出 | 提出先は航空局長。適当 |
不適当なのは選択肢1です。
引っかけの核心は、7日前という数字が他の届出でよく見る期限なので、通してしまうところです。工事計画の届出は主務大臣が内容を審査する時間が要るので、期間が長く取ってあります。
受電電圧22kVの需要設備は、電気事業法上の事業用電気工作物です。出力や電圧が一定以上の設備は、工事に入る前に計画を届け出ます。届出が受理された日から30日を経過しないと工事を開始できません。
| 届出・申請 | 提出先 | 時期 |
|---|---|---|
| 工事計画届出書 | 産業保安監督部長等 | 受理から30日を経過した後でないと工事を始められない |
| 消防用設備等設置届出書 | 消防長・消防署長 | 工事が完了した日から4日以内 |
| 道路使用許可申請書 | 所轄警察署長 | 道路を使用する前 |
| 航空障害灯の設置届 | 所轄地方航空局長 | 設置後遅滞なく |
選択肢2の重油は、消防法の第4類第3石油類にあたります。指定数量以上を貯蔵するには許可が要ります。地下タンクなら貯蔵所の設置許可を市町村長等から受けます。
選択肢3の消防用設備等設置届出書は、工事が終わってから出す書類です。完了した日から4日以内なので、4日後の提出は期限内です。この後、消防機関の検査を受けます。
選択肢4の道路使用許可は、道路交通法に基づくものです。クレーンを道路上に据えて作業すると通行の妨げになるので、警察署長の許可を受けます。道路そのものを掘るなど道路の構造にかかわる工事なら、道路法の道路占用許可を道路管理者から受けます。この2つは提出先が違うので、あわせて覚えます。
選択肢5の航空障害灯は、一定の高さを超える建物や鉄塔に付ける灯火です。航空機に障害物の存在を知らせるもので、設置したら地方航空局長へ届け出ます。
電気事業法の工事計画届出書はいつまでに出すか。
届出が受理された日から30日を経過しないと工事を開始できません。実務では工事開始の30日以上前に出します。
道路使用許可と道路占用許可では提出先が何と違うか。
道路使用許可は所轄警察署長、道路占用許可は道路管理者です。根拠も道路交通法と道路法で別です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月