地質調査技士 独学ノート

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平成28年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.63を解説、各種物理探査手法

平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.63は、各種の物理探査手法に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

物理探査は、地下の物理的な性質を地表などから測って、地下のようすを推定する方法です。

手法ごとに測る量が違います。

屈折法地震探査は弾性波の速度、電気探査は比抵抗、表面波探査はS波速度、重力探査は密度を求めます。

引っかけの核心は1点、表面波探査はS波速度を求めるという点です。表面波探査をP波速度分布とするのは誤りです。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢手法と求める量正誤
1屈折法地震探査=弾性波で地下の速度分布○(弾性波の速度)
2電気探査=電流を流し電位を測り比抵抗の分布○(比抵抗)
3表面波探査=表面波でP波速度分布×(誤り)
正答。表面波探査はS波速度
4重力探査=重力加速度を測り密度分布○(密度)

選択肢1・2・4は、手法と求める量の対応を正しく述べています。選択肢3だけが、表面波探査で求める量を取り違えています。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

表面波探査は、地表を伝わる表面波(レイリー波)を測り、その伝わり方から地下のS波速度の分布を求めます。地盤のかたさの目安であるS波速度を浅い地盤で調べるのに使います。

選択肢3は、表面波探査で求めるのをP波速度分布としており、これが誤りです。

P波の速度分布は屈折法地震探査などで求めます。

表面波探査はS波速度です。

選択肢3は、物理探査手法の記述として最も不適当です。表面波探査=S波速度と押さえます。

覚え方

  • 手法と求める量:屈折法=弾性波の速度/電気探査=比抵抗/表面波探査=S波速度/重力探査=密度
  • 表面波探査を「P波速度」としたら引っかけ(正しくはS波速度)
  • 物理探査は手法ごとに測る物理量が違う(速度・比抵抗・密度など)

理解度チェック

問題:表面波探査は、地下のP波速度分布を求める手法である。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

表面波探査は表面波(レイリー波)からS波速度分布を求めます。P波速度は屈折法地震探査などで求めます。

問題:電気探査は、地盤に電流を流して比抵抗の分布を求める手法である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

電流を流し電位を測って比抵抗を求めます。地下水調査などに使われます。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
  • 各種物理探査手法(屈折法地震探査・電気探査・表面波探査・重力探査)の求める物理量に関する一般知識

※ 手法の詳細は、最新の基準・テキストで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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