地質調査技士 独学ノート

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令和6年度 地質調査技士 現場調査部門 No.77を解説、電磁波探査(地中レーダ探査)

令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.77は、電磁波探査(地中レーダ探査)の適用範囲と概要に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適切なものを1つ選びます。

この問題のポイント

地中レーダ探査は、地表から高周波の電磁波を送り、その反射をとらえて浅い地下の空洞や埋設管を探る方法です。問われるのは、探査できる深さが何で変わるかです。

引っかけの核心は、地下水面下での探査です。地下水のように導電性の高い場所では電磁波の減衰が大きくなり探査深度は低下するのに、選択肢2は「減衰が小さくなり深度が向上する」としています。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適切な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1探査可能深度は地質条件や測定器により異なる
2地下水面下では減衰が小さくなり探査可能深度が向上する×(誤り)
正答。減衰が大きくなり深度は低下
3粘土鉱物のような導電性の高い媒質を含むと探査可能深度が低下する
4空洞調査や地中埋設管調査に利用される

選択肢1・3・4は、地中レーダ探査の性質を正しく述べています。選択肢2だけが、地下水面下での深度の変化を逆にしています。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

電磁波は、導電性の高い媒質を通ると強く減衰します。地下水面下は水で導電性が高くなるため、電磁波の減衰は大きくなり、探査可能深度は低下します。

選択肢2は「地下水面下では減衰が小さくなり探査可能深度が向上する」としていますが、実際は逆です。

地下水面下では減衰が大きくなり、探査深度は低下します。

「減衰が小さくなり深度が向上する」が誤りです。

これは、導電性の高い粘土鉱物で深度が低下する(選択肢3)のと同じ理屈です。選択肢3は正しく、選択肢2だけが逆になっています。

選択肢2は、地中レーダ探査の記述として最も不適切です。導電性が高い(地下水面下・粘土)ほど電磁波は減衰し、探査深度は低下すると押さえます。

覚え方

  • 導電性が高い(地下水面下・粘土鉱物)ほど電磁波は減衰し、探査可能深度は低下する
  • 地中レーダは高周波の電磁波の反射で浅い地下の空洞・埋設管を探る
  • 探査可能深度は、地質条件や使う測定器によって変わる

理解度チェック

問題:地中レーダ探査では、地下水面下になると電磁波の減衰が小さくなり、探査可能深度が向上する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

地下水面下は導電性が高く、電磁波の減衰が大きくなるため、探査可能深度は低下します。

問題:粘土鉱物のような導電性の高い媒質を含むと、地中レーダの探査可能深度は低下する。

〇か×か。

答えを見る

答え:

導電性が高いほど電磁波は強く減衰し、探査深度は低下します(選択肢3は正しい)。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
  • 環境省・全地連ほか 電磁波探査(地中レーダ探査)の解説(高周波電磁波の反射で浅部を探査。導電性の高い媒質〔地下水・粘土〕では減衰が大きく探査深度が低下)

※ 手法の詳細は、最新の一次資料で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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