地質調査技士 独学ノート

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地中レーダ探査とは?電磁波で空洞・埋設物を調べる浅部の物理探査

ちしつモグラ

ちしつモグラ

地中レーダ探査って何を調べるの?地下水があると深くまで見えないって聞くけど…

この記事の要点

  • 地中レーダ探査は、高周波の電磁波を地中に放射し、比誘電率の異なる境界からの反射で浅部を調べる物理探査。
  • 空洞や埋設物の調査に使い、浅部では分解能が高い。
  • 引っかけ=地下水面下では電磁波の減衰が小さくなり探査深度が向上するとすること。実際は逆で、地下水面下や導電性の高い媒質では減衰して探査深度が低下する。

地中レーダ探査(GPR)とは、高周波の電磁波を地中に放射し、比誘電率の異なる地層や物体の境界から跳ね返ってくる反射波を測って、地中のようすを調べる物理探査です。

何を調べるか(適用)

  • 空洞の調査(陥没や路面下空洞など)
  • 地中の埋設管(ガス管・水道管・電線管など)や埋設物の調査
  • 浅い深さの地盤構造

地中レーダ探査は、浅い深さの空洞や埋設物を調べるのに使い、浅部の物理探査では最も分解能が高いのが特徴です。使う電磁波の周波数によって、探査できる深さと分解能が変わります。

苦手なこと(過去問での問われ方)

地中レーダ探査は、電磁波が減衰すると深くまで届きません。

引っかけの中心は地下水面下では電磁波の減衰が小さくなり探査深度が向上するとすることです。実際は逆で、地下水面下や、粘土鉱物のような導電性の高い媒質があると、電磁波が減衰して探査可能深度は低下します(令和6年度 現場調査 No.77)。

そのため、地下水位より深い箇所の空洞の検出は難しくなります。

まちがえやすい:地下水面下は探査深度が「下がる」

地中レーダは電磁波を使うため、電気を通しやすいもの(地下水・導電性の高い粘土)があると減衰して、深くまで届きません。

「地下水面下で探査深度が向上する」は逆で、典型的な引っかけです。

理解度チェック

問題:地中レーダ探査は、地下水面下では電磁波の減衰が小さくなり、探査可能深度が向上する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

逆です。地下水面下では電磁波が減衰し、探査可能深度は低下します(令和6年度 現場調査 No.77)。

問題:地中レーダ探査は、空洞や地中の埋設管の調査に利用される。

〇か×か。

答えを見る

答え:

浅部の空洞や埋設物の調査に使われ、分解能が高いのが特徴です。

地中レーダ探査は電磁波で浅部の空洞・埋設物を調べる。地下水面下や導電性の高い粘土では減衰して探査深度が低下する

出典・参考資料

  • 環境省「地中レーダ探査概要」/一般社団法人 全国地質調査業協会連合会「路面下空洞探査 技術マニュアル(案)」/松永ジオサーベイ ほか(地中レーダ探査=高周波電磁波の反射で浅部を調査、空洞・埋設物向きで分解能が高い、地下水面下や導電性の高い媒質では減衰して探査深度が低下)。原理・適用は一次資料で確認。
  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(令和6年度 現場調査 No.77・令和3年度 現技管 No.61 ほか 地中レーダ探査関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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