地質調査技士 独学ノート

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令和5年度 地質調査技士 現場調査部門 No.76を解説、N値と粘土のコンシステンシー

令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.76は、実測N値と粘土のコンシステンシー(硬さ)の対応に関する問題です。この問題では、4つの組合せのうち、最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

粘土のN値からは、コンシステンシー(軟らかさ・硬さ)を推定します。

区分は、N値が2以下で非常に軟らかい、2〜4で軟らかい、4〜8で中位、8〜15で硬い、15〜30で非常に硬い、30を超えると固結です。

仕組みより、N値の区分とコンシステンシーの呼び名の対応が分かれ目になります。

引っかけの核心は1点、N値5が「軟らかい」か「中位」かです。軟らかいは2〜4、中位は4〜8なので、N値5は中位になります。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な組合せ)

各選択肢の正誤

選択肢N値と区分正誤
1N値1 → 非常に軟らかい○(正しい)。2以下は非常に軟らかい
2N値5 → 軟らかい×(誤り)
正答。4〜8は「中位」
3N値10 → 硬い○(正しい)。8〜15は硬い
4N値35 → 固結○(正しい)。30超は固結

選択肢2が、N値5の粘土を「軟らかい」とした点で誤りです。N値5は中位(4〜8)で、軟らかいはN値2〜4の範囲です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

粘土のコンシステンシーは、N値の大きさで段階的に分けます。

境界となる数値は2・4・8・15・30です。

N値5は4と8の間にあるので「中位」です。

「軟らかい」はN値2〜4の範囲で、N値5より一段やわらかい区分です。

N値5を「軟らかい」とすると、一段やわらかい側に取り違えています。

境界の数値(とくに4と8)を覚えておくと、この取り違えを防げます。

選択肢2は、N値5を「軟らかい」とした点が最も不適当な記述です。N値5の粘土は中位と押さえます。

覚え方

  • 粘土のN値区分は 2・4・8・15・30 が境界。非常に軟らかい/軟らかい/中位/硬い/非常に硬い/固結
  • N値5は4〜8なので中位(軟らかいは2〜4)
  • 固結になるのはN値30超(N値25は非常に硬い)
  • 砂は同じN値でも「相対密度(ゆるい〜密な)」で、粘土とは区分が別

理解度チェック

問題:N値5の粘土は、コンシステンシーの区分で「軟らかい」に該当する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

N値5は「中位」(4〜8)です。「軟らかい」はN値2〜4です。

問題:粘土が「固結」と判定されるのは、N値が30を超える場合である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

固結はN値30超です。N値15〜30は「非常に硬い」です。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
  • N値と粘土のコンシステンシーの対応(テルツァギ・ペックの判定表)の一般知識

※ 区分の数値は標準的な内容で、最新の基準・テキストで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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