地質調査技士 独学ノート

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令和5年度 地質調査技士 現場調査部門 No.72を解説、地盤材料の工学的分類

令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.72は、地盤材料の工学的分類方法(JGS0051)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

地盤材料は、大きく粗粒土(礫・砂)と細粒土(シルト・粘土)に分けます。分け方が違うのがポイントで、粗粒土は粒の大きさの割合(粒度)で細かく分け、細粒土は液性限界・塑性限界などのコンシステンシーで分けます。

引っかけの核心は1点、粗粒土の小分類は粒度で行うという点です。粗粒土の小分類に液性限界・塑性限界の試験が必要とするのは誤りです。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述正誤
1分類記号は〔 〕が大分類、{ }が中分類、( )が小分類○(記号の区分)
2三角座標上の分類で、細粒分と砂分の割合から区分する○(粒度による区分)
3石分が質量分率で50%以上のものは岩石質材料○(石分の多い材料)
4粗粒土の小分類には液性限界・塑性限界試験が必要×(誤り)
正答。粗粒土の小分類は粒度で行う

選択肢1・2・3は、分類記号や粒度による区分を正しく述べています。選択肢4だけが、粗粒土の分け方を細粒土のものと取り違えています。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

粗粒土(礫や砂)は、礫分・砂分・細粒分の割合という粒度で小分類します。粒の大きさの構成で分けるので、液性限界・塑性限界の試験は使いません。

液性限界・塑性限界は、水を含んだときの土のやわらかさ(コンシステンシー)を表す値で、細粒土(シルト・粘土)を分類するときに使います。選択肢4は、その細粒土向けの試験を粗粒土の小分類に必要としており、粗粒土と細粒土の分け方を取り違えています。

選択肢4は、工学的分類の記述として最も不適当です。粗粒土は粒度、細粒土は液性・塑性限界で分けると押さえます。

覚え方

  • 粗粒土(礫・砂)は粒度で小分類、細粒土(シルト・粘土)は液性限界・塑性限界で分類
  • 粗粒土の小分類に「液性・塑性限界が必要」としたら引っかけ
  • 分類記号は〔 〕大分類・{ }中分類・( )小分類

理解度チェック

問題:粗粒土の小分類には、液性限界試験・塑性限界試験が必要である。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

粗粒土の小分類は粒度(礫分・砂分・細粒分の割合)で行います。液性限界・塑性限界は細粒土の分類に使います。

問題:分類記号は、〔 〕が大分類、{ }が中分類、( )が小分類として区分する。

〇か×か。

答えを見る

答え:

大分類・中分類・小分類を、かっこの種類で使い分けます。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
  • 地盤工学会基準 JGS 0051「地盤材料の工学的分類方法」(粗粒土は粒度、細粒土はコンシステンシーで分類)

※ 分類記号や境界値は、最新の基準・テキストで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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