トータルステーション(TS)とは?角度と距離を同時に測る測量機
ちしつモグラ
トータルステーションって角度を測るの?距離も測れるの?
この記事の要点
- トータルステーション(TS)は、角度と距離を1台で同時に測る測量機。
- 角度を測るセオドライトと距離を測る光波測距儀を統合したもの。
- 水平角・鉛直角・斜距離から、点の位置を3次元座標(X・Y・Z)で求められる。
トータルステーション(TS)とは、角度と距離を1台で同時に測れる測量機です。角度を測るセオドライトと、距離を測る光波測距儀の機能を1つにまとめたもので、基準点測量や座標測量、杭打ちなどに広く使われます。
何を測れるか
測定対象に置いた反射鏡(プリズム)に光を当て、水平角・鉛直角・斜距離を測ります。
内部のコンピュータが計算し、水平距離や比高(高さの差)、点の3次元座標(X・Y・Z)を求めます。
プリズムを使わずに測るノンプリズム方式もあります。
セオドライトとの関係
セオドライトは角度だけを測る機器です。これに距離を測る光波測距儀を組み合わせたのがトータルステーションで、角度と距離の両方を同時に測れるのが大きな特徴です。
測量機器の役割(取り違えに注意)
測量機器は「何を測るか」で役割が分かれます。
TSは基準点測量や座標測量のほか、物理探査・海上調査の位置測定でも出ます(R01現技管No.63〔海上探査の調査船の位置測定にTS・GPS〕ほか)。
出題は「どの機器が何を測るか」の取り違えが中心です。
| 機器 | 測るもの |
|---|---|
| トータルステーション(TS) | 角度+距離(→3次元座標) |
| セオドライト | 角度だけ |
| レベル(水準儀) | 高さ(高低差・標高) |
| GNSS測量 | 衛星測位で位置(X・Y・標高) |
※ 出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答で確認。
まちがえやすい:TSは角度と距離の両方
トータルステーションは角度と距離の両方を同時に測ります。
「角度だけ」「距離だけ」と書かれていたら誤りです。
角度だけを測るのはセオドライトです。
理解度チェック
問題:トータルステーションは、角度(水平角・鉛直角)と距離(斜距離)を1台で同時に測定できる。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
セオドライト(角度)と光波測距儀(距離)を統合し、3次元座標を求められます。
問題:トータルステーションは、距離だけを測る機器で、角度は測れない。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
角度も距離も測れます。角度だけを測るのはセオドライトです。
トータルステーションは角度+距離を同時に測り、3次元座標を求める(角度だけはセオドライト)。ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- トータルステーションの原理・運用(国土地理院 作業規程の準則ほか測量の技術資料:角度=セオドライト/距離=光波測距儀/3次元座標)。
- 全地連 地質調査技士検定試験(R01 現場技術・管理部門 No.63 ほか 測量機器・位置測定関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月