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令和7年度 2級(前期) 空調・換気 問8 を解説(出口は加湿まで終わった点)

令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.8】は、定風量単一ダクト方式における湿り空気線図に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。

③はまだ加熱も加湿もされていない点です。ここから④へ横に動いて加熱され、④から⑤へ上に動いて加湿されます。空気調和機の出口は、加湿まで終わった⑤です。

選択肢4は、その手前の③を出口としています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 加熱して加湿する暖房の動きです
2 ○(適当) ①は室内空気です
3 ○(適当) いちばん低温低湿の②が外気です
4 ×(適当でない) 出口はのほうです

選択肢4のポイント(ここが誤り)

まったく同じ図が、令和3年度にも出ています。そのときの肢が、各点の意味を教えてくれます。

令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.8】(公表正答は選択肢3)

「下図に示す暖房時の湿り空気線図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、空気調和方式は定風量単一ダクト方式、加湿方式は水噴霧加湿とする。」
選択肢1(正しい肢)=「吹出し温度差は①と⑤の乾球温度差である。」
選択肢2(正しい肢)=「コイルの加熱負荷は、③と④の比エンタルピー差から求める。」
選択肢4(正しい肢)=「コイルの加熱温度差は、③と④の乾球温度差である。」

吹出し空気が⑤であることが、選択肢1にはっきり書かれています。吹き出す空気が空気調和機の出口の空気です。

状態点 何の空気か 図の中の位置
導入外気いちばん左下。低温で低湿
コイルに入る前の空気④と同じ高さの左端
加熱したあとの空気③から真横に移動した先
加湿したあとの吹出し空気④から上に移動した先
室内空気⑤と同じ高さで、温度が低い側

③と④が横に並んでいるのは、絶対湿度が変わらずに温度だけ上がったからです。これが加熱です。

④から⑤へ上がっているのは、絶対湿度が増えたということです。令和3年度の選択肢3は「加湿量は、④と⑤の相対湿度差から求める。」で、こちらが適当でないものとされました。

同じ問題が、翌年度にもそのまま出ています。

令和8年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.8】(公表正答は選択肢4)

図も4つの記述も本問と同じで、公表正答も選択肢4です。

線図の読み方は湿り空気線図はどちらへ動くのか?乾球温度と湿球温度の読み分けで扱っています。

覚え方

  • 空気調和機の出口は加湿まで終わった点です
  • 暖房は横に動いて加熱、上に動いて加湿の順です
  • ③が加熱前、④が加熱後、⑤が吹出しです
  • いちばん低温低湿の点が外気です
  • 吹出し温度差は室内空気と吹出し空気の乾球温度差です

理解度チェック

Q.

暖房時の湿り空気線図で、空気調和機出口の空気はどの点か。

加湿まで終わった点です。同じ図が出た令和3年度2級(前期)【No.8】の選択肢1「吹出し温度差は①と⑤の乾球温度差である」が正しい肢とされており、⑤が吹出し空気にあたります。

Q.

図で③と④が横に並んでいるのは、何が起きたからか。

加熱です。絶対湿度が変わらずに乾球温度だけ上がっています。令和3年度2級(前期)【No.8】の選択肢2「コイルの加熱負荷は、③と④の比エンタルピー差から求める」、選択肢4「コイルの加熱温度差は、③と④の乾球温度差である」が、いずれも正しい肢です。

Q.

導入外気は、線図のどのあたりに来るか。

いちばん低温で低湿の位置です。暖房時は外気が最も冷たく乾いているため、線図の左下に置かれます。

> 空調・換気のほかの論点は空調・換気のカテゴリにまとめています

状態点の位置は加湿方式や外気の取り方によって変わります。ここでは同じ図が出た年度の公表正答肢を根拠にしています。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」および同センターが公表した正答肢(【No.8】=(4))/試験問題・正答肢
  • 同センター「令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」【No.8】選択肢1から選択肢4(公表正答(3))。
  • 同センター「令和8年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」【No.8】(公表正答(4))。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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