令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問16は、下水道について適当でないものを1つ選ぶ問題です。ただしこの問は、試験実施機関が後から訂正を出しており、選択肢2と選択肢4のどちらも正解として採点されています。
誤りは選択肢2と選択肢4の2つです。はじめは4だけが正答として発表されました。
選択肢2の分かれ目は、120倍が何にかかるかです。条文では管きょの内径にかかり、ますの内径ではありません。
選択肢4は、取付管の最小管径です。平成30年度の1級では、150mmを標準とする記述が正しい肢とされています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2と選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 流速は0.6〜1.5m/sの範囲です |
| 2 | ×(適当でない) | 120倍は管きょの内径にかかります |
| 3 | ○(適当) | 宅地ますは15cm以上の円形又は角形です |
| 4 | ×(適当でない) | 取付管の最小管径は150mmです |
試験実施機関が、後から訂正を出しています。
令和7年度 2級管工事施工管理技術検定「第一次検定(後期)」正答肢の訂正について
「11月17日に問題番号【No.16】について、(4)を正答として発表しましたが、(2)も正答でしたので、(2)(4)のいずれも正解として採点を行います。」
つまり、選択肢2と選択肢4の両方が適当でないものでした。それぞれ別の理由で誤っています。
選択肢2の分かれ目は、条文の「その」が何を指すかです。
下水道法施行令 第八条第八号ハ
「管渠の長さがその内径又は内のり幅の百二十倍をこえない範囲内において管渠の清掃上適当な箇所」
「その」は直前の管渠を指しています。管きょの内径の120倍であって、ますの内径の120倍ではありません。
| 書き方 | 120倍がかかる先 | 扱い |
|---|---|---|
| 条文(施行令第8条第8号ハ) | 管渠の内径又は内のり幅 | これが正しい形 |
| 令和7年度後期の選択肢2 | ますの内径又は内のり幅 | 適当でないもの |
| 令和6年度後期の選択肢1 | その(=管きょ)の内径。ただし200倍 | 適当でないもの |
同じ条文が、2つの年度で別々の壊し方をされています。令和6年度は数字を200倍に変え、令和7年度は「その」を「ますの」に変えました。
選択肢4の取付管は、1級で正しい数字が出ています。
平成30年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.27】の選択肢4(正しい肢)
「下水本管への取付管の最小管径は、150mmを標準とする」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢1です。
令和7年度の選択肢4は、これを65mmとしています。取付管は、管きょそのものより小さいとはいえ、65mmまでは細くなりません。
排水設備の基準は排水設備の技術上の基準とは?勾配100分の1・どろため15cm・ますの120倍で扱っています。
ますを設ける間隔の120倍は、何の内径にかかるか。
管渠の内径又は内のり幅です。下水道法施行令第8条第8号ハが「管渠の長さがその内径又は内のり幅の百二十倍をこえない範囲内」と定めており、「その」は管渠を指します。令和7年度2級(後期)問16の選択肢2は、これを「ますの内径」としており適当でないものとされました。
下水道本管に接続する取付管の最小管径はいくつか。
150mmです。平成30年度の1級 問題A No.27の選択肢4が、これを正しい肢としています。令和7年度2級(後期)問16の選択肢4は65mmとしており、適当でないものとされました。
令和7年度2級(後期)問16の正解はいくつあるか。
2つです。当初は選択肢4だけが正答として発表されましたが、後の訂正で選択肢2も正答とされ、どちらも正解として採点されています。
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排水設備の細部は、公共下水道管理者である地方公共団体の条例で定めるところによります。ここでの正誤は試験の公表正答と訂正によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月