令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.4】は、建設工事における安全管理に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。開催の頻度が違います。
ツールボックスミーティングの頻度について、法令に定めがありません。この肢を適当でないとする判定は、正答肢によります。
一方で、選択肢2の通路の要件と選択肢4の年千人率は、条文と公的な定義で確かめられます。屋内に設ける通路の要件は3つです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(適当でない) | 開催の頻度について、法令に定めがありません。判定は正答肢によります |
| 2 | ○(適当) | 労働安全衛生規則第542条第一号・第二号です。用途に応じた幅と、通路面の状態を定めています |
| 3 | ○(適当) | 5S活動という呼び方について、法令に記述がありません。判定は正答肢によります |
| 4 | ○(適当) | 厚生労働省の職場のあんぜんサイトが、年千人率を1年間の労働者1,000人当たりの死傷者数の割合としています |
この問で条文にたどり着けるのは、選択肢2と選択肢4です。本記事では、根拠を示せない理由づけは書きません。
労働安全衛生規則 第542条(屋内に設ける通路)
事業者は、屋内に設ける通路については、次に定めるところによらなければならない。
一 用途に応じた幅を有すること。
二 通路面は、つまずき、すべり、踏抜等の危険のない状態に保持すること。
三 通路面から高さ一・八メートル以内に障害物を置かないこと。
条文は3つの号でできており、設問が触れているのは第一号と第二号です。第三号の1.8メートルは設問に出てきませんが、あわせて押さえます。
| 号 | 内容 |
|---|---|
| 第一号 | 用途に応じた幅を有すること |
| 第二号 | 通路面は、つまずき、すべり、踏抜等の危険のない状態に保持すること |
| 第三号 | 通路面から高さ1.8メートル以内に障害物を置かないこと |
選択肢4の指標も、公的なページに定義があります。
厚生労働省 安全衛生情報センター「職場のあんぜんサイト」安全衛生キーワード「度数率、強度率、年千人率」より
年千人率は、1年間の労働者1,000人当たりに発生した死傷者数の割合を示すものです。
同じページには度数率と強度率の定義もあり、度数率は労働災害の頻度、強度率は災害の重さの程度を表します。年千人率は労働者の人数を分母にする点で、延べ実労働時間を分母にする度数率と分かれます。
詳細は安全衛生管理体制とは?事業場と現場で置く人が変わるで扱っています。
屋内に設ける通路について、規則は何を定めているか。
用途に応じた幅を有すること、通路面をつまずき・すべり・踏抜等の危険のない状態に保持すること、通路面から高さ1.8メートル以内に障害物を置かないことの3つです。労働安全衛生規則第542条です。
年千人率とは何か。分母は何か。
1年間の労働者1,000人当たりに発生した死傷者数の割合です。厚生労働省の職場のあんぜんサイトによります。分母は労働者の人数で、度数率や強度率が延べ実労働時間を分母にするのとは異なります。
度数率と強度率は、それぞれ何を表すか。
度数率は100万延べ実労働時間当たりの死傷者数で労働災害の頻度を、強度率は1,000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数で災害の重さの程度を表します。同じく職場のあんぜんサイトによります。
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安全活動の進め方は現場の実情によって変わります。実務では所轄の労働基準監督署の指導と、元方事業者の定めをあわせてご確認ください。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月