令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.24】は、品質管理に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを2つ選びます。
誤りは選択肢3と選択肢4です。
抜取検査の区分と使い分けについて、仕様書にも約款にも記述がありません。2つの肢を適当でないとする判定は、正答肢によります。
一方で、品質を何が決めるのかは仕様書に書かれています。機材は設計図書に定める品質及び性能を有する新品とし、それを証明する資料を監督職員に提出します。ここを押さえます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3と選択肢4(2つとも正解)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 標準仕様書1.4.2(1)が、機材を設計図書に定める品質及び性能を有する新品としています |
| 2 | ○(適当) | ISO規格の認証の仕組みについて、規格本文が有償のため引用していません。判定は正答肢によります |
| 3 | ×(適当でない) | 計数抜取検査と計量抜取検査の使い分けについて、仕様書に記述がありません。判定は正答肢によります |
| 4 | ×(適当でない) | 全数検査とする対象についても、仕様書に記述がありません。判定は正答肢によります |
問題B の No.22 から No.29 は施工管理法(応用能力)の必須問題で、1問について正解が2つと決められています。1つだけ塗った答案も、3つ以上塗った答案も正解になりません。
この問で条文にたどり着けるのは、選択肢1の部分です。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 1.4.2「機材の品質等」(1)
使用する機材は、設計図書に定める品質及び性能を有する新品とする。ただし、仮設に使用する機材は、新品に限らない。なお、「新品」とは、品質及び性能が製造所から出荷された状態であるものを指し、製造者による使用期限等の定めがある場合を除き、製造後一定期間内であることを条件とするものではない。
品質を決めるのは設計図書です。そして仕様書は、その品質を満たしていることを示す手順まで定めています。
同仕様書 1.4.2「機材の品質等」(3)
使用する機材が、設計図書に定める品質及び性能を有することの証明となる資料を、監督職員に提出する。ただし、設計図書においてJIS、JAS又は「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」によると指定された機材で、JISマーク、JASマーク又は同省令に適合することを示す認証機関のマークのある機材を使用する場合及びあらかじめ監督職員の承諾を受けた場合は、資料の提出を省略することができる。
| 段階 | 内容 | 項 |
|---|---|---|
| 品質 | 設計図書に定める品質及び性能を有する新品(仮設は新品に限らない) | 1.4.2(1) |
| 証明 | 証明となる資料を監督職員に提出 | 1.4.2(3) |
| 省略 | JISマーク等のある機材、あらかじめ承諾を受けた場合は提出を省略できる | 同上 |
| 見本 | 設計図書に定める機材の見本を提示又は提出し、承諾を受ける | 1.4.2(7) |
「新品」の意味も条文で定められています。製造所から出荷された状態であればよく、製造後の期間が短いことを求めるものではありません。
詳細は施工計画書とは?総合と工種別の違いと承諾・提出の使い分けで扱っています。
使用する機材の品質は、何によって決まるか。
設計図書です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.4.2(1)で、設計図書に定める品質及び性能を有する新品とするとされています。仮設に使用する機材は新品に限りません。
品質を証明する資料の提出を省略できるのは、どのような場合か。
設計図書でJIS等によると指定された機材でJISマーク等のあるものを使用する場合と、あらかじめ監督職員の承諾を受けた場合です。同1.4.2(3)です。
仕様書がいう「新品」とは、どのような状態か。
品質及び性能が製造所から出荷された状態であるものです。同1.4.2(1)のなお書きで、製造者による使用期限等の定めがある場合を除き、製造後一定期間内であることを条件とするものではないとされています。
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検査の方法は工事の内容や発注者の定めによって変わります。実務では工事ごとの設計図書と適用する基準をご確認ください。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月