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令和6年度 1級 衛生設備 問題A No.33 を解説(結合通気管の文は令和4年度でも誤り)

令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.33】は、排水・通気設備について適当でないものを1つ選ぶ問題です。オフセット、通気管の末端、結合通気管、排水槽が並びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢3です。結合通気管の取り方を述べた文です。

この文は、令和4年度にもほぼ同じ形で出ています。令和4年度でも適当でないものとされており、2つの年度で同じ扱いです。

残る3つは、別の年度で正しい肢として確認できます。消去法でも選択肢3にたどり着けます。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 伸頂通気方式ではオフセットを設けません。令和4年度に同じ文があります
2 ○(適当) 600mm立ち上げる水平3m以上離します
3 ×(適当でない) 同じ文が令和4年度でも誤りとされています
4 ○(適当) 負荷変動・最短運転時間・貯留時間で決めます。令和2年度に同じ文があります

選択肢3のポイント(ここが誤り)

この文は、2年前にも出ています。

令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.33】の公表正答(選択肢3)

「結合通気管は、その階からの排水横枝管が排水立て管に接続する部分の下方からとり、45度Y継手等を用いて排水立て管から分岐して立ち上げ、その床面の下方で通気立て管に接続する」という記述が、適当でないものとして出されています。令和6年度の選択肢3は、これとほぼ同じ文です。

ほぼ同じ文が、2つの年度でどちらも誤りとされています。この形の文が出てきたら、選ぶ側だと分かります。

ただし、どの部分が誤りなのかを述べた記述は見つかりませんでした。結合通気管の正しい取り方を正面から書いた肢は、確認した年度には出てきません。

関係する記述としては、設ける間隔を述べたものがあります。

令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.33】の選択肢3(正しい肢)

「ブランチ間隔10以上を持つ排水立て管は、最上階から数えてブランチ間隔10以内に結合通気管を設ける」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢4です。

こちらは設ける間隔の話で、接続する位置の話ではありません。令和6年度の選択肢3を直接否定するものではありません。

残る3つは、別の年度で正しい肢になっています。

令和4年度 問題A【No.33】の選択肢4/令和2年度 問題A【No.33】の選択肢1(いずれも正しい肢)

「伸頂通気方式の排水立て管には、原則としてオフセットを設けてはならない」(令和4年度・令和6年度の選択肢1と同じ文)
「排水槽の容量は、一般的に、流入排水の負荷変動、ポンプの最短運転時間、槽内貯留時間等を考慮して決定する」(令和2年度・令和6年度の選択肢4と同じ文)

選択肢2の距離は、短い値が誤りとされた年度があります。

平成28年度 1級(学科試験)問題A【No.31】の選択肢3

「通気管の末端を窓などの開口部から600mm以上立ち上げて開放できないので、その開口部から水平に2m離して開放した」が、適当でないものとされています。ただしこの年度の解答は試験実施機関の公表分ではありません(下の参考資料を参照)。

水平2mでは足りず、令和6年度の選択肢2は3m以上としています。立ち上げる600mmという値は、どちらの年度でも同じです。

排水槽の決まりは排水槽の構造とは?勾配15分の1〜10分の1とマンホール60cmで扱っています。

覚え方

  • 結合通気管の「その床面の下方で通気立て管に接続する」という形の文は誤りです。令和4年度・令和6年度とも選ぶ側でした
  • 結合通気管はブランチ間隔10以内ごとに設けます。こちらは正しい肢です
  • 伸頂通気方式の排水立て管にはオフセットを設けません
  • 通気管の末端は600mm立ち上げる水平3m以上。2mでは足りません
  • 排水槽の容量は負荷変動・最短運転時間・貯留時間で決めます

理解度チェック

Q.

結合通気管について「その床面の下方で通気立て管に接続する」とある記述は、正しいか。

誤りです。令和6年度の1級 問題A No.33の選択肢3、令和4年度の同No.33の選択肢3が、ほぼ同じ文で、どちらも適当でないものとされています。

Q.

通気管の末端は、開口部からどれだけ離すか。

開口部の頂部より600mm以上立ち上げるか、水平距離で3m以上離します。平成28年度の1級 問題A No.31では、水平に2m離した記述が適当でないものとされています。

Q.

結合通気管は、どれだけの間隔ごとに設けるか。

ブランチ間隔10以上を持つ排水立て管では、最上階から数えてブランチ間隔10以内ごとです。令和元年度の1級 問題A No.33の選択肢3が、この内容を正しい肢としています。

> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています

通気管の末端の位置は、開口部の種類や建物の条件で扱いが変わることがあります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問題A【No.33】=(3))。
  • 同センター「令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.33】および同年度の公表正答肢((3))。
  • 同センター「令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 試験問題A」問題A【No.33】(公表正答(4))の選択肢1。
  • 同センター「令和元年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 試験問題A」問題A【No.33】(公表正答(4))の選択肢3。
  • 平成28年度 1級(学科試験)問題A【No.31】の選択肢3について。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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