管工事施工管理技士 独学ガイド

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全圧孔と静圧孔がある器具は何か?ピトー管と流速の読み分け

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図から器具の名前を答える問題が苦手です。

見分ける手がかりを知りたいです。

この記事の要点

図に全圧孔と静圧孔があり、マノメーターで高さを読む器具が出ました。

器具の名称はピトー管で、公表正答は(2)です。

流速vは高さhの平方根に比例する組合せが選ばれています。

1級の問題Aでは【No.6】が流体の枠になる年があります。

令和4年度の図と選択肢を並べます。

ピトー管の全圧孔と静圧孔と流速の関係を示した図。1級管工事施工管理技術検定 問題A No.6(令和4年度・令和2年度)と公表正答、公共建築工事標準仕様書 令和7年版 本文47ページによる。左は令和4年度 問題A No.6の図の内容で、流速vの流れがあり、全圧孔から全圧p1を取り出し、静圧孔から静圧p2を取り出して、マノメーターで高さhを読む。図には全圧と静圧の2つの孔、マノメーター、高さh、流速vが書かれており、器具の名称はピトー管、流速vは高さhの平方根に比例する。右は選択肢で、1がピトー管でvはhに比例、2がピトー管でvは平方根hに比例、3がベンチュリー管でvはhに比例、4がベンチュリー管でvは平方根hに比例。公表正答は2で、器具名と関係の両方がそろう組合せを選ぶ。下は別の年の出題と仕様書で、令和2年度 問題A No.6ではベンチュリー管と流量測定は関係があり、トリチェリの定理と毛管現象は関係がないとされ公表正答は3。仕様書2.3.8 瞬間流量計は、面積式流量計による方式又はピトー管方式、渦式流量計とすると定めている。
左が図の内容、右が選択肢。下が別の年と仕様書。

図には何が描かれているのか

2つの孔です。

令和4年度 1級 第一次検定 問題A【No.6】(問題文と図)

下図は流速を計測する器具の原理を説明したものである。その「器具の名称」と「流速(v)と高さ(h)の関係」の組合せとして、適当なものはどれか。

(図には全圧孔p1と静圧孔p2、全圧、静圧、マノメーター、高さh、流速vが示されている)

孔が2つ描き分けられています。全圧孔と静圧孔です。

読む値も図に書かれています。マノメーターの高さ hです。

器具の名称と関係はどう組まれていたのか

2×2の組合せです。

選択肢 器具の名称 vとhの関係
(1) ピトー管 vはhに比例
(2) ピトー管 vは√hに比例
(3) ベンチュリー管 vはhに比例
(4) ベンチュリー管 vは√hに比例

公表正答は(2)です。ピトー管で、vは√hに比例する組合せが選ばれています。

器具名だけ合っていても正解になりません。関係のほうもそろう1つを選ぶ形です。

まちがえやすいポイント

選択肢は器具名2つと関係2つの掛け合わせです。

ピトー管が2つ、ベンチュリー管が2つ並んでいます。器具名を当てただけでは半分までしか絞れません。

図の手がかりは孔の数です。全圧孔と静圧孔の2つが描かれています。

仕様書ではどこに出てくるのか

瞬間流量計です。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第2編 2.3.8「瞬間流量計」(1)(47ページ)

瞬間流量計は、オリフィスプレートにより生ずるバイパス流量を、面積式流量計によって測定する方式又はピトー管方式によるもの若しくは流路に渦発生体をもつ渦式流量計とし、随時計測可能な機構を有するものとし、流量指示部は、ガラス製で最高使用圧力に耐えるものとする。

方式が3つ並んでいます。面積式流量計による方式、ピトー管方式、渦式流量計です。

計測のできる時期も書かれています。随時計測可能な機構を持つものとされています。

別の年はどう出たのか

用語の組合せでした。

令和2年度 1級 学科試験 問題A【No.6】(抜粋)

流体に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。

(2) ベンチュリー管 流量測定

(3) トリチェリの定理 毛管現象

令和2年度の公表正答は(3)です。トリチェリの定理と毛管現象の組合せが関係ないとされました。

ベンチュリー管のほうは関係ありとして置かれています。組合せの相手は流量測定です。

圧力損失や毛管現象は流体の読み分け(圧力損失)、静圧と動圧の計算は静圧・動圧の計算の読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

全圧孔と静圧孔を持ち、マノメーターで高さを読む器具の名称は。

ピトー管です。令和4年度の公表正答は(2)でした。

Q.

その器具で、流速vと高さhの関係はどう出題されたか。

vは√hに比例する、です。

Q.

仕様書の瞬間流量計に挙がっている方式を3つ挙げると。

面積式流量計による方式、ピトー管方式、渦式流量計です。

Q.

ベンチュリー管は令和2年度で何と組み合わされていたか。

流量測定です。関係ありとして置かれていました。

Q.

令和2年度で関係がないとされた組合せは。

トリチェリの定理と毛管現象です。公表正答は(3)でした。

まとめ

  • 図の手がかりは全圧孔と静圧孔の2つ。
  • 読む値はマノメーターの高さ h
  • 器具の名称はピトー管
  • 流速vは高さhの平方根に比例する組合せが正答。
  • 選択肢は器具名2つ×関係2つで組まれている。
  • 仕様書の瞬間流量計にもピトー管方式が挙がる。
  • 令和2年度は「トリチェリの定理と毛管現象」が関係なしとされた。

出題の形は年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 機械工学2級 機械工学を見てください。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 問題A【No.6】(令和4年度 第一次検定・令和2年度 学科試験)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和4年度が(2)、令和2年度が(3)です。
  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第2編 共通工事 2.3.8「瞬間流量計」(1)(本文47ページ)。国土交通省大臣官房官庁営繕部。
  • ※ 流速と高さの関係が平方根になる理由は、問題文の中に示されていません。公表正答が(2)であることだけを記載しています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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