令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.46は、キュービクル式高圧受電設備の受渡試験の標準的な試験項目として、日本産業規格(JIS)上で定められていないものを選ぶ問題です。動作試験・構造試験・防水試験・耐電圧試験の4つが並びます。
この問題は、受渡試験に3つの項目しかないことを知っているかを問うものです。工場で完成したキュービクルを引き渡すときに、その場で確かめられるものだけが並びます。
引っかけの核心は、選択肢3の防水試験です。屋外用キュービクルなら水は気になりますが、受渡試験の標準的な項目には入っていません。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(定められていないもの)
> この論点をやさしく解説:主遮断装置のCB形とPF・S形は何が違うのか?受電設備容量の限度で分かれる
| 選択肢 | 試験項目 | 受渡試験か | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 動作試験 | そうだ | 開閉器・継電器などが決めたとおりに動くかを見る |
| 2 | 構造試験 | そうだ | 寸法・材料・組立が仕様どおりかを見る |
| 3 | 防水試験 | 違う | 標準的な受渡試験の項目にない。これが答え |
| 4 | 耐電圧試験 | そうだ | 絶縁が規定の電圧に耐えるかを見る |
定められていないのは選択肢3です。
受渡試験は、製品を引き渡すときに1台ごとに行う試験です。長い時間や特別な設備を使わずに、その場で確かめられることに絞られます。
この3つに対して防水は、水をかけて浸入の有無を調べる試験です。1台ごとに引渡しの場で行う性質のものではないため、受渡試験の標準的な項目に入っていません。
同じ問題は平成29年度後期No.40にも出ています。選択肢は構造試験・動作試験・耐電圧試験・防水試験の4つで、正答は防水試験でした。令和8年度前期は並び順を変えただけの再出題です。
キュービクルのJISは、このほかに主遮断装置の形式と受電設備容量の上限も定めています。受渡試験は3つとセットで、そちらも押さえておくと取りこぼしが減ります。
キュービクル式高圧受電設備の受渡試験の標準的な項目を挙げよ。
構造試験、動作試験、耐電圧試験の3つです。防水試験は入りません。
動作試験では何を確かめるか。
主遮断装置や継電器などが、決められたとおりに開閉・動作するかを確かめます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月