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令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.27を解説、分波器は周波数で分ける

令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.27は、「混合された異なる周波数帯域の信号を選別して取り出すための機器」に該当するテレビ共同受信設備の機器を選ぶ問題です。増幅器・分配器・分波器・分岐器の4つが並びます。

この問題のポイント

この問題は、名前の似た3つの機器を何を基準に分けるかで見分けられるかを問うものです。分ける基準が周波数か、出力の数か、幹線からの取り出しかで決まります。

記述にある「異なる周波数帯域の信号を選別して」が手がかりです。周波数で分けると書いてあるのは1つだけです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当なもの)

> この論点をやさしく解説:テレビ共同受信設備とは?分配器・分岐器・分波器・混合器の役割の違い

各選択肢の正誤

選択肢 記述との対応 その機器の働き
1 該当しない 増幅器は信号のレベルを上げる
2 該当しない 分配器は各出力端子へ均等に分ける
3 該当する 分波器は周波数帯域ごとに選別して取り出す
4 該当しない 分岐器は幹線から信号を分ける

最も適当なのは選択肢3です。

選択肢3のポイント(ここが答え)

この記述は、平成30年度に一字一句同じ形で出ています。

平成30年度(後期)2級 学科試験 No.30(正答は選択肢4=分波器)

「混合された異なる周波数帯域の信号を選別して取り出すための機器」
1.分配器 2.分岐器 3.混合器 4.分波器

選択肢の並びが違うだけで、記述も答えも同じです。この設問は、記述を変えずに選択肢の順番を入れ替えて出題されます。

ほかの2つの記述も、別の年に出ています。並べると違いがはっきりします。

令和3年度(前期)2級 第一次検定 No.29(正答は選択肢1=分配器)

「各出力端子に信号を均等に分けるとともに,インピーダンスの整合も行う機器」

令和5年度(後期)2級 第一次検定 No.29(正答は選択肢3=分岐器)

「幹線から信号を分けるとともに,入出力間通過損失を小さく保つ機器。」

3つの記述を並べると、分ける基準が違うことが分かります。

機器 何で分けるか
分波器 周波数帯域で選別する。地上デジタルと衛星放送を分けるなど
分配器 出力端子へ均等に分ける。2分配なら半分ずつ
分岐器 幹線から必要な分だけ取り出す。幹線は先へ通す

分波器だけが「周波数で分ける」機器です。残る2つは信号の中身を変えずに配る仕事で、分配器は均等に、分岐器は幹線を残して一部を取り出します。

混合器は分波器の逆で、別々の周波数帯域の信号を1本にまとめる機器です。アンテナ側で混合し、末端で分波する、という対になっています。分波器の問題では混合器がよく選択肢に並びますが、令和7年度は代わりに増幅器が入りました。

覚え方

  • 分波器は周波数帯域で選別する。混合器の逆の働き
  • 分配器は均等に分ける、分岐器は幹線から取り出す
  • 記述に「周波数」とあれば分波器、「均等」なら分配器、「幹線」なら分岐器

理解度チェック

Q.

混合された異なる周波数帯域の信号を選別して取り出す機器は何か。

分波器です。別々の周波数帯域を1本にまとめる混合器の、逆の働きをします。

Q.

分配器と分岐器の違いは何か。

分配器は各出力端子へ信号を均等に分けます。分岐器は幹線から必要な分だけ取り出し、幹線はその先へ通します。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(後期)問題」No.30「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」No.29「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」No.29「同 正答肢」
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