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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.36を解説、IDFは配線盤

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.36は、電話・情報設備の配線用図記号と名称の組合せについて、日本産業規格(JIS)上で不適当なものを選ぶ問題です。ATT・IDF・TA・端子盤の4つが並びます。

この問題のポイント

この問題は、四角い枠に略号を書いた図記号がそれぞれ何の機器を指すかを問うものです。3つは略号がそのまま英語の頭文字になっています。

引っかけの核心は、選択肢2がIDFをハブと組ませている点です。IDFは配線を中継する盤の記号で、通信の信号を扱う機器ではありません。

※ 問題文と図記号は、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(不適当なもの)

各選択肢の正誤

選択肢 図記号 問題の名称 解説
1 ATT 局線中継台 正しい組合せ
2 IDF ハブ IDFは配線盤の記号。ハブではない
3 TA ターミナルアダプタ 正しい組合せ
4 横長の枠に横線 端子盤 正しい組合せ

不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

IDFがどの系統の機器かは、1級の出題で確かめられます。平成29年度1級No.43は同じく図記号と名称の組合せを問う問題で、正答は選択肢3でした。その選択肢3は次のものです。

平成29年度 1級 学科試験 No.43 選択肢3(誤っている肢=正答)

IDF  本配線盤

ここで誤りとされたのは名称のほうであって、IDFが盤ではないという意味ではありません。同じ問題の選択肢1「PBX=交換機」、選択肢2「横長の枠に横線=端子盤」、選択肢4「ATT=局線中継台」は正しい肢として残っています。IDFは配線盤の一種を表す記号で、本配線盤ではないということです。

令和8年度前期の選択肢2は、そこへさらにハブを当てています。ハブは信号を分配・中継する能動機器で、配線を成端して振り分ける盤とは役割が別です。盤の記号に機器の名前を当てたのがこの選択肢です。

残る3つは、令和8年度前期の正答が選択肢2である以上、いずれも正しい組合せとして確定しています。ATTは局線中継台、TAはターミナルアダプタ、横長の枠に横線を入れた記号は端子盤です。略号がそのまま頭文字になっているものは覚えやすいので、記号と名称を対にして押さえます。

覚え方

  • IDFは配線盤の記号。ハブでも本配線盤でもない
  • ATT=局線中継台、TA=ターミナルアダプタ、横長の枠に横線=端子盤
  • この設問は、盤の記号に機器の名前を当てて誤りにしてくる

理解度チェック

Q.

IDFの図記号にハブという名称を当てるのはなぜ誤りか。

IDFは配線盤を表す記号だからです。ハブは信号を分配・中継する機器で、盤とは役割が別です。

Q.

ATTの図記号はどの機器を表すか。

局線中継台です。令和8年度前期No.36でも平成29年度1級No.43でも、正しい肢として出ています。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」No.43「同 正答肢」
  • JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」5.1 電話・情報設備
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