令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.51は、電車線に関する記述に該当する区分装置(セクション)を選ぶ問題です。
この問題は、パンタグラフ通過中に電流が途切れないという条件を読めるかを問うものです。2本のトロリ線が並んで重なる区間があるので、切れ目ができません。
選択肢4のデッドセクションは、逆に電流を切るための区分装置です。
正解:選択肢1(エアセクション)
> この論点をやさしく解説:エアセクションとは?区分装置の中での位置づけとセクションインシュレータとの違い
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| 選択肢 | 区分装置 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | エアセクション | 空気で絶縁。電流が途切れず高速向き |
| 2 | BTセクション | 吸上変圧器(BT)き電方式で使う区分 |
| 3 | FRPセクション | 絶縁材を挟む。低速の区間向き |
| 4 | デッドセクション | 無電圧区間。惰行で通過する |
正しいのは選択肢1です。
区分装置は、電車線を電気的に分ける場所です。き電区分所の前後や、変電所の境目に設けます。
問題文の手がかりは3つあります。
| 問題文の言葉 | 意味すること |
|---|---|
| 直流・交流区間ともに広く採用 | 方式を選ばない一般的な形式 |
| パンタグラフ通過中に電流が中断せず | デッドセクションが外れる |
| 高速運転に適するので主に駅間に設ける | エアセクションに決まる |
エアセクションは、2本のトロリ線を平行に並べて、間を空気で絶縁する方式です。区間の中央付近では2本が並んでいます。
パンタグラフが通ると、片方に触れたまま、もう片方にも触れる状態を経て乗り移ります。この間ずっとどちらかにつながっているので、電流が途切れません。
絶縁物が入っていないので、パンタグラフが硬い部分にぶつかることもありません。だから高速運転に向きます。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢2のBTセクションは、吸上変圧器を使った交流き電方式(BTき電方式)で、吸上変圧器ごとに設ける区分です。交流区間の一部でしか使いませんので、「直流・交流区間ともに広く採用」に当たりません。
選択肢3のFRPセクションは、トロリ線の間に絶縁材を挟み込む方式です。短い距離で区分できるので場所を取りませんが、パンタグラフが絶縁物の上を通るときに離線やアークが起きやすくなります。低速の区間や車庫の入口などで使われます。
選択肢4のデッドセクションは、電気が来ていない区間を作るものです。交流と直流の切替え地点や、異なる位相の交流をつなぐ場所に置きます。
列車は電気を切って惰行で通過します。電流が中断するのが前提なので、問題文とは正反対です。
エアセクションで電流が途切れないのはなぜか。
2本のトロリ線が平行に並ぶ区間があり、パンタグラフが片方に触れたままもう片方に乗り移るからです。その間ずっとどちらかにつながっています。
デッドセクションはどこに設けるか。
交流と直流の切替え地点や、位相の異なる交流をつなぐ場所です。電気が来ていない区間を作り、列車は惰行で通過します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月