令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.50は、屋内に施設する金属線ぴ配線に関する記述として、内線規程上 不適当なものを選ぶ問題です。使用電圧100V、一種金属製線ぴという条件が付いています。
この問題は、線ぴの終端部を閉そくすることを分かっているかを問うものです。開けたままでは中の電線に触れられます。
問題文は開放して施設したとしています。
正解:選択肢4
> この論点をやさしく解説:金属管配線とは?施工で確認する項目と接地工事の種別を整理
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 適当 | 絶縁電線を使用する |
| 2 | 適当 | 線ぴ内に接続点を設けない |
| 3 | 適当 | 乾燥した点検できる隠ぺい場所に施設する |
| 4 | 不適当 | 終端部は閉そくする |
不適当なのは選択肢4です。
金属線ぴは、幅5cm以下の細い金属の樋にふたをして、その中に電線を通す配線方法です。
終端部を開けたままにすると、そこから中の電線が見え、手も入ります。ほこりや小動物も入り込みます。
だから終端部にはエンドキャップなどを付けて閉そくします。「閉そくする」は塞ぐという意味です。
これは金属管工事でも同じ考え方です。管の端はブッシングを付けて電線の被覆を守り、使わない開口部はふさぎます。配線を囲うものは、囲いきることで役目を果たします。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1は使う電線です。金属線ぴ配線には絶縁電線を使います。屋外用ビニル絶縁電線(OW)は除かれますが、一般の絶縁電線であれば使えます。
選択肢2は接続点です。線ぴの中では電線を接続しません。理由は2つあります。
① 接続部は熱を持ちやすく、狭い線ぴ内では逃げ場がない
② 後から点検・修理するとき、どこでつないだか分からなくなる
接続はボックスの中で行い、線ぴの中は通すだけにします。
選択肢3は施設できる場所です。金属線ぴは乾燥した展開場所と、乾燥した点検できる隠ぺい場所に限られます。
| 場所 | 金属線ぴ |
|---|---|
| 乾燥した展開場所 | 可 |
| 乾燥した点検できる隠ぺい場所 | 可 |
| 点検できない隠ぺい場所 | 不可 |
| 湿気の多い場所・水気のある場所 | 不可 |
ふたを開けて中を見られる状態でなければならないので、点検できない場所には使えません。水気のある場所が除かれるのは、ふたの合わせ目から水が入るためです。
金属線ぴの終端部を閉そくするのはなぜか。
開けたままだと中の電線に手が届き、ほこりや小動物も入るからです。エンドキャップなどで塞ぎます。
線ぴの中で電線を接続してはいけないのはなぜか。
接続部は熱を持ちやすく狭い線ぴ内では熱の逃げ場がないこと、後から点検・修理するときに接続箇所が分からなくなることが理由です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月