令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.23は、屋内の低圧配線方法と、造営材に水平に取り付ける場合の支持点間の距離の組合せとして、内線規程上 最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、金属線ぴの支持点間距離が1.5m以下であることを覚えているかを問うものです。問題文は金属ダクトと同じ3mにしています。
4つのうち3mが2つ並んでいるのが手がかりです。
正解:選択肢3
> この論点をやさしく解説:金属管配線とは?施工で確認する項目と接地工事の種別を整理
| 選択肢 | 配線方法/距離 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 合成樹脂製可とう管 1m以下 |
柔らかいので短い間隔で支える。適当 |
| 2 | 金属管 2m以下 |
適当 |
| 3 | 金属線ぴ 3m以下 |
1.5m以下でなければならない |
| 4 | 金属ダクト 3m以下 |
適当 |
不適当なのは選択肢3です。
内線規程が定める支持点間の距離は、次のとおりです。
| 配線方法 | 支持点間距離 | 性質 |
|---|---|---|
| 合成樹脂製可とう管 | 1m以下 | 曲げられる。自分では形を保てない |
| 金属線ぴ | 1.5m以下 | 薄い金属のふた付きの樋。剛性が低い |
| 金属管 | 2m以下 | 管なので丈夫 |
| 金属ダクト | 3m以下 | 大きく肉厚で最も丈夫 |
並べると、それ自体がどれだけ形を保てるかの順になっています。丈夫なものほど支える間隔を広げられます。
金属線ぴは幅5cm以下の細い樋で、金属ダクトに比べると板が薄く小さいので、同じ3mでは自重でたわみます。1.5m以下という中間の値になります。
間違いやすいのは、名前が似ている金属ダクトと同じ値だと思ってしまうことです。問題文はまさにその形で作られています。線ぴとダクトは大きさも板厚も違うと押さえておきます。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1の合成樹脂製可とう管は、いわゆるPF管・CD管です。手で曲げられるほど柔らかいので、1mごとに支えないと垂れ下がります。4つの中で最も短い間隔です。
選択肢2の金属管は2m以下です。ただし管の端やボックスとの接続点の近くでは、もっと近い位置で支えることが求められます。
選択肢4の金属ダクトは3m以下です。これは水平に取り付ける場合の値で、垂直に取り付けて堅ろうに固定する場合は6m以下まで許されます。
金属線ぴを水平に取り付けるときの支持点間距離は。
1.5m以下です。金属ダクトの3m以下より短くなります。
4つの配線方法で支持点間距離が違うのはなぜか。
それ自体がどれだけ形を保てるかが違うからです。丈夫なものほど支える間隔を広げられ、柔らかいものほど短くします。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月