令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.43は、道路施設の連続照明における性能の確認に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、4つの性能指標をどう確かめるかを問うものです。なかでも引っかけの核心は規定値以上か以下かで、大きいほど良い指標と小さいほど良い指標が混ざっています。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
> この論点をやさしく解説:道路照明の用語とは?グレア2語の入れ替えと数値の向きを整理
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 明るいほどよいので規定値以上。輝度は高いほど見やすい |
| 2 | ○(正しい) | 総合均斉度0.4以上が原則。ムラが少ないほど値が大きい |
| 3 | ×(誤り) | 相対閾値増加は規定値以下。まぶしさは小さいほどよい |
| 4 | ○(正しい) | 誘導性は数値でなく目視で確かめる |
選択肢3の「得られた値が規定値以上であること」という記述が誤りで、正しくは以下です。
視機能低下グレアは、視野の中に明るい光源があることで対象物が見えにくくなる現象です。これを数値で表したのが相対閾値増加で、見えにくくなる度合いが大きいほど値が大きくなります。
まぶしくて見えにくいのは困るので、この値は小さいほどよいことになります。道路照明施設設置基準の表3-2は、高速自動車国道等で10%以下、主要幹線道路などで15%以下と上限を定めています。
選択肢1の平均路面輝度と選択肢2の総合均斉度は、大きいほどよい指標なので規定値以上です。同じ問題の中で向きの違う指標が並んでいるので、指標ごとに「大きいほうがよいのか」を考える必要があります。
相対閾値増加は、規定値以上と以下のどちらで確認するか。
規定値以下です。視機能低下グレアの度合いを表す値で、大きいほど見えにくくなるため上限が定められています。高速自動車国道等は10%以下です。
連続照明の性能指標のうち、目視で確認するものはどれか。
誘導性です。灯具の配置が道路線形に合っているかという光学的誘導効果を見るもので、数値で表す指標ではありません。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月