令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.43は、道路の照明方式に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、道路照明の方式ごとの得手不得手(誘導性・取付位置の制約・グレア・照らせる範囲)を問うものです。なかでも引っかけの核心はハイマスト照明の利点がどこにあるかで、広く照らせることと照明効率を分けられるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
> この論点をやさしく解説:連続照明とは?設計の基本・性能指標・照明方式の違いを整理
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ポール照明方式は線形に沿って灯具を並べられるので誘導性が得やすい |
| 2 | ○(正しい) | 構造物取付照明方式は取り付ける構造物に合わせるため制限を受ける |
| 3 | ○(正しい) | 高欄照明方式は灯具が運転者の目線に近いためグレアに注意が要る |
| 4 | ×(誤り) | 高所から広く照らすため路面外へ逃げる光が多い。照明効率は良くない |
選択肢4の「他の方式と比べて照明効率が良い」という記述が誤りで、ハイマスト照明方式の照明効率は低めです。
照明効率は、光源が出した光のうち、実際に路面へ届く割合のことです。高い位置から遠くまで照らそうとすると、光は路面の外へも広がります。
ハイマスト照明は支柱が高く、1基で広い範囲を照らします。そのぶん路面に届かずに逃げる光が増えるので、照明効率という点では他の方式に劣ります。
この方式の利点は別のところにあります。少ない基数で広い面を照らせること、支柱の数が減って車両の衝突対象が少ないこと。インターチェンジや広場のように面で照らしたい場所に向きます。
ハイマスト照明方式の照明効率は、他の方式と比べて良いか。
良くありません。高い位置から広範囲を照らすため、路面に届かずに逃げる光が増えるためです。利点は少ない基数で広い面を照らせることにあります。
高欄照明方式でグレアに注意が必要なのはなぜか。
灯具の取付高さが低く、運転者の目線に近い位置から光が入るためです。まぶしさで路面が見えにくくならないよう、遮光や配光に配慮します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月