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令和8年度 1級電気工事施工管理技士 No.31を解説、OVGRのVは電圧

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.31は、特別高圧の系統連系用保護装置の略記号とリレー保護内容の組合せに関する問題です。この問題では、4つの組合せのうち、不適当なものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、リレーの略記号が何の頭文字かを問うものです。引っかけの核心はVとCのどちらが入っているかで、電圧を見るリレーと電流を見るリレーを取り違えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(不適当な組合せ)

> この論点をやさしく解説:特別高圧連系の保護リレーとは?略記号と検出する異常の対応を整理

> この論点をやさしく解説:地絡方向継電器とは?零相電圧と零相電流の位相差を見る仕組みを整理

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) DSR=Directional Short-circuit Relay。短絡方向
2 ○(正しい) RPR=Reverse Power Relay。逆電力
3 ○(正しい) UFR=Under Frequency Relay。周波数低下
4 ×(不適当) OVGRのVはVoltage。地絡過電圧であって地絡過電流ではない

選択肢4の「OVGR = 地絡過電流」という組合せが合いません。

選択肢4のポイント(ここが不適当)

リレーの略記号は英語の頭文字を並べたものです。OVGRは Over Voltage Ground Relay で、過(Over)・電圧(Voltage)・地絡(Ground)のリレー、つまり地絡過電圧リレーです。

地絡過電流を見るリレーはOCGR(Over Current Ground Relay)で、3文字目がVでなくCになります。VとCの1文字で、見ている量が電圧か電流かに分かれます。

OVGRは非接地系統で使われます。地絡すると健全相の対地電圧が上がり、零相電圧が現れるので、その電圧で検出します。電流が小さくても電圧の変化は出るので、非接地系統に向いています。

覚え方

  • OVGRのVはVoltage、OCGRのCはCurrent。1文字で電圧か電流かが決まる
  • OはOver(過)、Uは Under(不足)。Gは Ground(地絡)
  • DSRは方向(Directional)、RPRは逆(Reverse)、UFRは周波数(Frequency)
  • 非接地系統の地絡はOVGRで見る。零相電圧が現れる

理解度チェック

Q.

OVGRとOCGRは何が違うか。

OVGRは地絡過電圧リレーで電圧を、OCGRは地絡過電流リレーで電流を見ます。3文字目のV(Voltage)とC(Current)で分かれます。

Q.

UFRは何を検出するリレーか。

周波数低下です。Under Frequency Relayの略で、Uが Under(不足)、Fが Frequency(周波数)を表します。周波数上昇はOFRです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午前の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
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