令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.40は、架空単線式電車線のちょう架方式に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、ちょう架方式の基本(トロリ線を何で支えるか・ちょう架線が何本入るか)を問うものです。なかでも引っかけの核心は直接ちょう架式にちょう架線があるかで、方式の名前と構造が結びついているかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | シンプルカテナリ式はちょう架線1本からハンガでトロリ線をつり下げる |
| 2 | ○(正しい) | コンパウンドカテナリ式はドロッパで補助ちょう架線をつり、そこからハンガでトロリ線をつる |
| 3 | ×(誤り) | 直接ちょう架式はちょう架線を用いない。き電線との兼用はき電ちょう架式 |
| 4 | ○(正しい) | 剛体ちょう架式は剛性のある導体成形材の下面にトロリ線を支持する |
選択肢3の「き電線にちょう架線を兼用させた方式」という記述はき電ちょう架式の説明で、直接ちょう架式ではありません。
ちょう架方式は、トロリ線を何で支えるかで分かれます。名前がその構造を表しています。
直接ちょう架式は「直接」の名のとおり、ちょう架線を使わずにトロリ線を支持点で直接支える方式です。構造が簡単で建築限界の低い箇所に向きますが、たわみが大きく高速走行には向きません。
き電線をちょう架線として兼ねさせるのはき電ちょう架式です。ちょう架線が電流も流すので、別にき電線を張らずに済みます。名前に「き電」が入っているほうが、き電線を使う方式です。
直接ちょう架式とはどのような方式か。
ちょう架線を用いず、トロリ線を支持点で直接支える方式です。構造は簡単ですが、たわみが大きく高速走行には向きません。
シンプルカテナリ式とコンパウンドカテナリ式の違いは何か。
ちょう架線の本数です。シンプルカテナリはちょう架線1本からハンガでトロリ線をつります。コンパウンドカテナリはちょう架線からドロッパで補助ちょう架線をつり、そこからハンガでトロリ線をつります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月