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令和6年度 1級電気工事施工管理技士 No.75を解説、特別保安接地は10Ω以下

令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.75は、有線電気通信設備に関する記述として、「有線電気通信法」上、誤っているものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、特別保安接地工事の抵抗値を覚えているかを問うものです。10Ω以下と定められています

100Ωでは10倍あるので不良です。

正解:選択肢3(接地抵抗値100Ωを良好と判断した)

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各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 他人の建造物との離隔距離40cm 30cm以上。正しい
2 道路上の架空電線を路面から5m 5m以上。正しい
3 特別保安接地工事で100Ωを良好 10Ω以下。誤り
4 高圧の強電流ケーブルとの離隔40cm 下に設置して30cm以上。正しい

誤っているのは選択肢3です。

選択肢3のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、100Ωという値が電気設備のD種接地では正しいので、見慣れているところです。有線電気通信設備の特別保安接地工事は10Ω以下です。

保護網は、通信線が強電流電線と交差したり接近したりする場所で、その間に張る金属の網です。強電流電線が切れて落ちてきたとき、通信線に触れる前に受け止めて大地へ流します

受け止めた電流を安全に逃がすには、接地抵抗が小さくなければなりません。抵抗が大きいと保護網自体の電位が上がり、触れた人が感電します。だから10Ω以下と厳しく決められています。

「特別」保安接地工事という名前も手がかりになります。ふつうの保安接地工事より厳しいという意味なので、緩い100Ωのはずがありません。

項目 定め
特別保安接地工事 接地抵抗10Ω以下
他人の建造物との離隔 30cm以上
道路上の高さ 路面から5m以上(横断歩道橋の上は3m以上)
高圧の強電流電線との離隔 30cm以上(架空電線を下に設置する)

選択肢1の30cmは、建物の窓から手を出しても届かない距離という考え方です。40cmはこれを満たします

選択肢2の5mは、道路を通る車両の高さを見込んだ値です。トラックが引っかけないようにします。横断歩道橋の上では人しか通らないので3m以上と別の値になります。

選択肢4では、通信線を強電流ケーブルの下に設置しています。上に張ると、通信線が切れたとき強電流電線に落ちてしまいます。下にあれば、逆に強電流電線が落ちてきても通信線が受け止める側になります。離隔は高圧なら30cm以上なので、40cmは満たしています。

覚え方

  • 特別保安接地工事は10Ω以下。100ΩはD種の値
  • 離隔は建造物・強電流電線とも30cm以上
  • 道路上は5m以上、横断歩道橋の上は3m以上

理解度チェック

Q.

特別保安接地工事の接地抵抗値はいくら以下か。

10Ω以下です。保護網が受け止めた電流を安全に逃がすため、厳しい値になっています。

Q.

強電流ケーブルと交差するとき、架空電線をどちらに設置するか。

下に設置します。上に張ると通信線が切れたとき強電流電線に落ちてしまうためです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」「同 正答肢」
  • 有線電気通信設備令 第5条・第9条・第10条/有線電気通信設備令施行規則 第18条
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