令和5年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.8を解説、産業廃棄物管理票(マニフェスト)
令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.8は、産業廃棄物管理票(マニフェスト)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適切なものを1つ選びます。
この問題のポイント
ボーリングで出るベントナイト泥水や掘削残土などは産業廃棄物です。委託して処理するときに使うマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付の時期と、確認の義務が問われます。
引っかけの核心は、マニフェストをいつ交付するかです。交付は処理業者に引き渡す時(委託する時)で、選択肢3は「引き渡した後に交付する」としています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適切な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 排出事業者が自ら処理する場合、マニフェストの交付は不要 | ○ |
| 2 | 交付後、定められた期限内に最終処分の終了を確認する | ○ |
| 3 | 処理業者に引き渡した後にマニフェストを交付する | ×(誤り) 正答。引き渡す時(委託時)に交付 |
| 4 | 産業廃棄物の適正な処理を目的としている | ○ |
選択肢1・2・4は、マニフェスト制度のルールを正しく述べています。選択肢3だけが、交付する時期を取り違えています。
選択肢3のポイント(ここが誤り)
マニフェストは、排出事業者が産業廃棄物の運搬や処分を処理業者に委託するとき、つまり廃棄物を引き渡す時に交付します。引き渡した後ではありません。
選択肢3は「引き渡した後にマニフェストを交付する」としていますが、交付は引き渡す時(委託時)です。
引き渡した後ではなく、引き渡す時(委託時)に交付します。
「引き渡した後」が誤りです。
交付した後は、選択肢2のとおり、定められた期限内に最終処分まで適正に処理されたことを確認します。この確認までが排出事業者の責任です。
選択肢3は、マニフェストの記述として最も不適切です。マニフェストは引き渡す時(委託時)に交付する(引き渡した後ではない)と押さえます。
覚え方
- マニフェストは処理業者に引き渡す時(委託時)に交付。引き渡した後ではない
- 自ら処理するなら交付は不要、交付後は最終処分の終了まで確認する
- 目的は産業廃棄物の適正処理(排出事業者の責任確保と不法投棄の防止)
理解度チェック
問題:マニフェストは、産業廃棄物を処理業者に引き渡した後に交付する。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
引き渡す時(委託時)に交付します。引き渡した後ではありません。
問題:排出事業者は、マニフェストの交付後、定められた期限内に最終処分が終了したことを確認しなければならない。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
交付して終わりではなく、最終処分まで適正処理を確認する義務があります(選択肢2は正しい)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和5年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
- 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)/環境省・自治体の産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度(マニフェストは委託時に交付・最終処分まで確認・自ら処理は交付不要・目的は適正処理)
※ 制度の詳細は、最新の廃棄物処理法で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月