令和3年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.4を解説、廃棄物処理
令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.4は、廃棄物処理に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
ボーリングで出るベントナイト泥水などは産業廃棄物です。産業廃棄物の処理業の許可や、マニフェスト(管理票)、罰則のルールが問われます。
引っかけの核心は、産業廃棄物処理業の許可を出すのは誰かです。許可権者は都道府県知事なのに、選択肢2は「市町村長の許可」としています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | ベントナイト泥水は産業廃棄物である | ○ |
| 2 | 産業廃棄物処理業を営むには市町村長の許可が必要 | ×(誤り) 正答。都道府県知事の許可 |
| 3 | 排出事業者が自ら処理する場合、マニフェストの交付は不要 | ○ |
| 4 | 廃棄物処理法の罰則は国籍・性別・年齢を問わず国内の全ての人が対象 | ○ |
選択肢1・3・4は、廃棄物処理のルールを正しく述べています。選択肢2だけが、許可を出す人を取り違えています。
選択肢2のポイント(ここが誤り)
産業廃棄物処理業(収集運搬業・処分業)を営むには、廃棄物処理法にもとづき都道府県知事(政令市の長)の許可が必要です。市町村長の許可ではありません。
選択肢2は「市町村長の許可が必要」としていますが、産業廃棄物の許可権者は都道府県知事です。
市町村長ではなく都道府県知事が正しい許可権者です。
「市町村長」が誤りです。
なお、排出事業者が自ら処理する場合はマニフェストの交付が不要(選択肢3)で、これは正しい記述です。
選択肢2は、廃棄物処理の記述として最も不適当です。産業廃棄物処理業の許可権者は都道府県知事(市町村長ではない)と押さえます。
覚え方
- 産業廃棄物処理業の許可権者は都道府県知事(政令市の長)。市町村長ではない
- ベントナイト泥水は産業廃棄物、排出事業者が自ら処理するならマニフェスト交付は不要
- 「市町村長の許可」は許可権者を取り違えた引っかけ
理解度チェック
問題:産業廃棄物処理業を営むためには、市町村長の許可が必要である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
許可権者は都道府県知事(政令市の長)です。市町村長ではありません。
問題:排出事業者が産業廃棄物を自ら処理する場合、マニフェストの交付は不要である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
マニフェストは処理を他人に委託するときに交付します。自ら処理する場合は不要です(選択肢3は正しい)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)(産業廃棄物処理業の許可権者は都道府県知事・政令市の長/自ら処理はマニフェスト交付不要)
※ 制度の詳細は、最新の廃棄物処理法で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月