令和3年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.22を解説、地球温暖化対策計画
令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.22は、地球温暖化対策計画における国土交通省の取組みに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち取組みでない(最も不適当な)ものを1つ選びます。
この問題のポイント
地球温暖化対策計画(平成28年5月に閣議決定)では、各省庁がCO2を減らす取組みを進めています。この問題は、並んだ取組みのうち国土交通省の温暖化対策の取組みでないものを見つける問題です。
引っかけの核心は、公共工事の発注削減です。これは温暖化対策の取組みではないのに、取組みの1つとして並べられています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(取組みでない・最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 建設機械からのCO2排出量の削減 | ○(取組み) |
| 2 | 住宅の省エネ化 | ○(取組み) |
| 3 | 公共交通機関の利用促進 | ○(取組み) |
| 4 | 公共工事の発注削減 | ×(誤り) 正答。温暖化対策の取組みではない |
選択肢1・2・3は、CO2を減らす国土交通省の取組みです。選択肢4だけが、温暖化対策の取組みではありません。
選択肢4のポイント(ここが誤り)
地球温暖化対策としての国土交通省の取組みは、CO2を減らすものです。建設機械のCO2削減(選択肢1)、住宅の省エネ化(選択肢2)、公共交通機関の利用促進(選択肢3)は、いずれもCO2を減らす取組みです。
選択肢4の「公共工事の発注削減」は、公共事業を減らすという話で、CO2を減らす温暖化対策の取組みではありません。工事の量を減らすことと温暖化対策は別で、計画の取組みとして並べるのが誤りです。
選択肢4は、地球温暖化対策計画の国土交通省の取組みとして最も不適当です。公共工事の発注削減は温暖化対策の取組みではないと押さえます。
覚え方
- 国交省の温暖化対策=建設機械のCO2削減・住宅の省エネ化・公共交通の利用促進(CO2を減らすもの)
- 「公共工事の発注削減」は事業量を減らす話で、温暖化対策の取組みではない
- CO2削減と関係ない項目を混ぜるのが引っかけ
理解度チェック
問題:公共工事の発注削減は、地球温暖化対策計画における国土交通省の取組みである。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
公共工事の発注削減はCO2を減らす取組みではありません。温暖化対策の取組みではありません。
問題:建設機械からのCO2排出量の削減は、国土交通省の温暖化対策の取組みである。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
建設機械のCO2削減・住宅の省エネ化・公共交通の利用促進は、いずれもCO2を減らす取組みです(選択肢1・2・3は正しい)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 「地球温暖化対策計画」(平成28年5月閣議決定)ほか(国土交通省の取組み=建設機械のCO2削減、住宅の省エネ化、公共交通機関の利用促進など)
※ 計画の詳細は、最新の一次資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月