令和3年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.19を解説、堆積岩の名称
令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.19は、堆積岩の名称に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち堆積岩でない(最も不適当な)ものを1つ選びます。
この問題のポイント
岩石は、できかたで火成岩・堆積岩・変成岩に分けます。この問題は、並んだ岩石名のうち堆積岩でないものを見つける問題です。
引っかけの核心は、片麻岩が堆積岩か変成岩かです。片麻岩は変成岩なのに、堆積岩の仲間として並べられています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(堆積岩でない・最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 岩石名 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 礫岩 | ○(堆積岩) |
| 2 | 頁岩 | ○(堆積岩) |
| 3 | 片麻岩 | ×(誤り) 正答。変成岩 |
| 4 | 凝灰岩 | ○(堆積岩) |
選択肢1・2・4は堆積岩です。選択肢3の片麻岩だけが変成岩です。
選択肢3のポイント(ここが誤り)
堆積岩は、礫・砂・泥や火山灰などが積もって固まった岩石です。礫岩(礫が固まった岩)、頁岩(泥が固まった岩)、凝灰岩(火山灰が固まった岩)は、いずれも堆積岩です。
選択肢3の片麻岩は、岩石が地下で高い熱や圧力を受けて変わった変成岩です。しま模様(片麻状組織)が特徴で、堆積岩ではありません。
選択肢3は、堆積岩の名称として最も不適当です。片麻岩は変成岩(堆積岩は礫岩・頁岩・凝灰岩)と押さえます。
覚え方
- 礫岩・頁岩・凝灰岩は堆積岩、片麻岩は変成岩
- 凝灰岩は火山灰が固まった堆積岩(火成岩と間違えやすい)
- 「〇〇岩」で片麻岩・結晶片岩などのしま模様は変成岩
理解度チェック
問題:片麻岩は堆積岩である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
片麻岩は、熱や圧力で変わった変成岩です。堆積岩ではありません。
問題:凝灰岩は堆積岩である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
凝灰岩は火山灰が積もって固まった堆積岩です(火成岩と間違えやすい点に注意)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和3年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 地学・地質の基礎(岩石の分類=火成岩・堆積岩・変成岩。礫岩・頁岩・凝灰岩は堆積岩、片麻岩は変成岩)
※ 岩石の分類は、最新の地学・地質の一次資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月