令和元年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.10を解説、特定有害物質の該当
令和元年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.10は、土壌汚染対策法の特定有害物質に関する問題です。この問題では、4つのうち、特定有害物質に該当しないものを1つ選びます。
この問題のポイント
特定有害物質は、土壌汚染対策法で定められた26物質です。
第一種(揮発性有機化合物)・第二種(重金属等)・第三種(農薬等とPCB)に分かれます。
仕組みより、その物質が特定有害物質に入るかが分かれ目になります。
引っかけの核心は1点、1,4-ジオキサンが特定有害物質かです。1,4-ジオキサンは環境基準項目ではありますが、土壌汚染対策法の特定有害物質には含まれません。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(特定有害物質に該当しないもの)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 物質(種別) | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 鉛及びその化合物(第二種) | ○(該当する)。重金属等 |
| 2 | ジクロロメタン(第一種) | ○(該当する)。揮発性有機化合物 |
| 3 | 1,4-ジオキサン | ×(該当しない) 正答。環境基準項目だが特定有害物質ではない |
| 4 | クロロエチレン(第一種) | ○(該当する)。揮発性有機化合物 |
選択肢3の1,4-ジオキサンは、土壌汚染対策法の特定有害物質に含まれません。鉛は第二種、ジクロロメタンとクロロエチレンは第一種の特定有害物質です。
選択肢3のポイント(ここが誤り)
1,4-ジオキサンは、地下水などの環境基準が定められた物質です。そのため「環境基準に出てくるから特定有害物質だ」と思い込むと取り違えます。
しかし、土壌汚染対策法の特定有害物質は26物質に限られており、1,4-ジオキサンはその中に入っていません。
環境基準項目であることと、土壌汚染対策法の特定有害物質であることは別です。
選択肢3だけが特定有害物質に該当しません。
残りの鉛(第二種)・ジクロロメタン・クロロエチレン(いずれも第一種)は特定有害物質です。
選択肢3が該当しないものです。
1,4-ジオキサンは特定有害物質ではない。
ここが出題の中心です。
覚え方
- 特定有害物質は26物質=第一種VOC・第二種重金属等・第三種農薬等とPCB
- 1,4-ジオキサンは環境基準項目だが特定有害物質ではない
- ジクロロメタン・クロロエチレンは第一種(揮発性有機化合物)
- 鉛は第二種(重金属等)
理解度チェック
問題:1,4-ジオキサンは、土壌汚染対策法の特定有害物質に含まれる。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
1,4-ジオキサンは環境基準項目ですが、土壌汚染対策法の特定有害物質ではありません。
問題:ジクロロメタンやクロロエチレンは、第一種特定有害物質(揮発性有機化合物)である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ジクロロメタン・クロロエチレンは第一種(揮発性有機化合物)です。鉛は第二種です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和元年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 土壌汚染対策法の特定有害物質(全26物質。1,4-ジオキサンは環境基準項目だが特定有害物質ではない)。環境省・自治体の解説で確認。
※ 区分は標準的な内容で、最新の法令で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月