地質調査技士 独学ノート

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平成30年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.23を解説、特定有害物質の特徴

平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.23は、特定有害物質の特徴に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

特定有害物質は、土壌汚染対策法で定められた25物質で、第一種(揮発性有機化合物)・第二種(重金属等)・第三種(農薬・PCB等)に分かれます。基準・暴露経路・分類の説明が正しいかが問われます。

引っかけの核心は、第二種特定有害物質の分類です。第二種は比重ではなく土壌中の存在性状で分類されるのに、選択肢4は「比重が1以上の物質で構成される」としています。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1全ての特定有害物質について、土壌溶出量基準が定められている
2人が暴露される経路には、汚染土壌の摂食などがある
3ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、第三種特定有害物質に分類される
4第二種特定有害物質は、比重が1以上の物質で構成される×(誤り)
正答。比重で分類しない

選択肢1・2・3は、特定有害物質の説明として正しい記述です。選択肢4だけが、第二種の分類のしかたを取り違えています。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

第二種特定有害物質(重金属等)は、カドミウム・六価クロム・シアン・水銀・セレン・鉛・砒素・ふっ素・ほう素の9物質です。このうちシアンやふっ素は金属ではありませんが、土壌中での存在のしかたが重金属と似ているため、第二種にまとめられています。

選択肢4は「比重が1以上の物質で構成される」としていますが、第二種は比重で分類しているのではなく、土壌中の存在性状の似ているものをまとめたものです。

比重で構成される、という説明は当てはまりません。

「比重が1以上」が誤りです。

選択肢4は、特定有害物質の特徴として最も不適当です。第二種は比重でなく、土壌中の存在性状で分類される(シアンやふっ素など金属でないものも含む)と押さえます。

覚え方

  • 第二種特定有害物質(重金属等)は、土壌中の存在性状で分類される。比重で分けているのではない
  • シアンやふっ素は金属でないが、性状が似ているため第二種に含む。PCBは第三種
  • 「比重が1以上の物質で構成される」は分類のしかたを取り違えた引っかけ

理解度チェック

問題:第二種特定有害物質は、比重が1以上の物質で構成される。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

第二種は比重ではなく、土壌中の存在性状で分類されます。シアンやふっ素など金属でないものも含みます。

問題:ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、第三種特定有害物質に分類される。

〇か×か。

答えを見る

答え:

PCBは第三種特定有害物質です(第一種はVOC、第二種は重金属等、選択肢3は正しい)。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
  • 環境省「土壌汚染対策法」および関連資料(第二種特定有害物質=重金属等の9物質。シアン・ふっ素は金属でないが土壌中の存在性状が似ているため第二種に分類。比重で分類しているのではない)

※ 分類の詳細は、最新の土壌汚染対策法・環境省資料で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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