令和7年度 地質調査技士 現場調査部門 No.20を解説、ボーリングの作業計画
令和7年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.20は、ボーリングの作業計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
作業計画では、目的に合う工法の選択、現地の地形や土地利用への配慮、気象・海象の調査、資材の準備などを決めます。計画立案の考え方が問われます。
引っかけの核心は、ロッドやケーシングの準備量です。予定掘削深度ちょうどではなく、余裕をもって準備するのが正しいのに、選択肢4は「ちょうど」としています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 作業目的を明らかにし、目的に合った最適の方法を選択する | ○ |
| 2 | 地形・土地利用・植生・用途に合わせ、安全対策にも配慮する | ○ |
| 3 | 気象・海象の条件を十分に調査する | ○ |
| 4 | 予定掘削深度ちょうどのロッドやケーシングを準備する | ×(誤り) 正答。余裕をもって準備する |
選択肢1・2・3は、作業計画の考え方として妥当です。選択肢4だけが、資材の準備量を誤っています。
選択肢4のポイント(ここが誤り)
掘削では、予定より深く掘る必要が出たり、孔壁を保護するケーシングを重ねて入れたり、資材の破損・消耗が起きたりします。そのため、ロッドやケーシングは余裕をもって準備するのが正しい進め方です。
選択肢4は「予定掘削深度ちょうど」のロッドやケーシングを準備するとしていますが、ちょうどしか用意しないと、予定を超えたときや資材を傷めたときに作業が止まります。「ちょうど」が誤りです。
選択肢4は、ボーリングの作業計画の記述として最も不適当です。ロッド・ケーシングは余裕をもって準備すると押さえます。
覚え方
- ロッドやケーシングは予定掘削深度に余裕をみて準備する(ちょうどにしない)
- 作業計画は、目的に合う工法選択・地形や土地利用への配慮・気象海象の調査が基本
- 「ちょうど準備」は資材の余裕を無くした引っかけ
理解度チェック
問題:効率的な作業のためには、予定掘削深度ちょうどのロッドやケーシングを準備することが重要である。
〇か×か。
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答え:×
予定より深くなる場合や資材の消耗に備え、余裕をもって準備します。「ちょうど」は不適切です。
問題:作業計画では、作業目的を明らかにし、その目的に合った最適の方法を選択することが重要である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
目的に合う工法を選ぶことが計画の出発点です(選択肢1は正しい)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和7年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
- 地盤工学会「地盤調査の方法と解説」ほか(ボーリングの計画立案・資材準備の考え方)
※ 計画立案の詳細は、最新のボーリング関連基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月