二次汚染とは?土壌汚染調査でのクロスコンタミと防止(機器洗浄・泥水管理)
ちしつモグラ
二次汚染って何?土壌汚染の調査をしている最中に、汚染を広げちゃうこと?
この記事の要点
- 二次汚染は、土壌・地下水汚染調査で、機器や掘削水を介して汚染を試料に持ち込んだり広げたりすること。
- 防止=機器・サンプラーの洗浄、泥水中の汚染物質の管理、下層地盤への拡散防止、速やかな試料封入。
- 引っかけ=機器の付着物は微量だから洗浄せず繰り返し使ってよいとすること。付着した土は二次汚染の原因になる。
二次汚染とは、土壌・地下水汚染調査で、ボーリング機器やサンプラーに付着した土や、掘削に使う水(泥水)を介して、別の汚染を試料に持ち込んだり、汚染を広げたりしてしまうことです。二次汚染が起きると調査結果の信頼性が損なわれるため、防止が重要です。
どう防ぐか
二次汚染は、調査のいろいろな場面で起こりえます。主な防止策を整理します。
| 場面 | 防止策 |
|---|---|
| 機器・サンプラー | 使用後に洗浄し、付着した土による汚染の持ち込みを防ぐ |
| 掘削に使う泥水・清水 | 泥水中の汚染物質の濃度を測り、適切な時期に交換する |
| 下層地盤 | ボーリングで汚染を下の地盤へ広げないよう、事前の調査計画で配慮する |
| 試料の取扱い | コアからの分析試料は二次汚染がないように採取し、速やかに容器へ封入する |
二次汚染を防ぐ基本は、機器の洗浄・掘削水の管理・下層への拡散防止・速やかな封入の4つです。
過去問での問われ方
二次汚染は、土壌・地下水汚染部門だけでなく、現場調査・現場技術管理の部門でもくり返し問われます。
引っかけの中心は「機器の付着物は微量だから洗浄せず繰り返し使ってよい」とすることです。付着した土は二次汚染の原因になるので、機器の洗浄が必要です(令和元年度 土壌 No.68)。
また、ボーリングによる下層地盤への汚染拡散は「予測が難しいから配慮不要」ではなく、事前の調査計画で配慮します。泥水を使う場合は、泥水中の汚染物質を測って交換時期を判断するのが望ましい対応です。
まちがえやすい:二次汚染 と もとの土壌汚染
もとの土壌汚染は、対象地にもともとある汚染です。
二次汚染は、調査の過程で機器や水を介して持ち込んだり広げたりする汚染です。調査の信頼性を守るために防止します。
理解度チェック
問題:ボーリング資材に付着する土に含まれる有害物質は微量なので、資材は洗浄せず繰り返し試料採取に使ってよい。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
付着した土は二次汚染の原因になります。ボーリング資材は洗浄が必要です(令和元年度 土壌 No.68)。
問題:ボーリング調査による下層地盤への汚染拡散は予測が難しいので、事前の調査計画で配慮する必要はない。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
下層地盤への汚染拡散を防ぐよう、事前の調査計画で配慮します(令和元年度 土壌 No.68)。
二次汚染は調査中に機器や水を介して汚染を持ち込む・広げること。機器の洗浄・掘削水の管理・下層への拡散防止・速やかな封入で防ぐ。
出典・参考資料
- 環境省「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」/一般社団法人 全国地質調査業協会連合会「技術者向け現場管理ハンドブック(調査編)」等(二次汚染の防止=機器の洗浄・掘削水の管理・試料の適切な採取と封入)。二次汚染の防止策は一次資料で確認。
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(令和元年度 土壌 No.68 ほか 二次汚染の防止関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
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※ この記事の確認日:2026年7月