地質調査技士 独学ノート

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測量の基本事項は過去問でどう問われる?測地系・座標軸・準拠楕円体の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

測地系とか準拠楕円体とか、似た言葉が多い…どこが引っかけになるの?

この記事の要点

  • 測量の基本事項は、測地系・平面直角座標系・標高の基準・GNSSなどが、科目Bでほぼ毎年出る。
  • 問われ方は「準拠楕円体(測地系)」「平面直角座標系の軸」「標高・原点の基準」に集約できる。
  • 最頻の引っかけ=準拠楕円体や座標軸を左右で逆にすること。日本測地系=ベッセル、世界測地系=GRS80。

測量の基本事項は、日本の位置や高さを「どの基準で表すか」(測地系・座標系・標高基準)を問う分野です。似た用語の対応を左右で入れ替える引っかけが多いので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

測地系・平面直角座標系・GNSS・水準測量は、現場調査・現場技術管理・土壌の各部門でほぼ毎年出ています。まず、基準の対応を押さえます。

緯度経度の準拠楕円体は、日本測地系がベッセル、世界測地系がGRS80。平面直角座標系はX軸が南北(真北が正)・Y軸が東西(真東が正)。標高の基準は東京湾平均海面(T.P.)と日本水準原点です。GNSS測量はITRF座標系を用います。

これらをふまえると、引っかけは大きく3パターンです。

  • 準拠楕円体(測地系)を逆にする……日本測地系=ベッセル楕円体、世界測地系=GRS80楕円体(測量法の改正で日本測地系から世界測地系に変わった)
  • 平面直角座標系の軸を逆にする……X軸が南北(真北が正)、Y軸が東西(真東が正)
  • 標高・原点の基準を取り違える……標高の基準は東京湾平均海面(T.P.)と日本水準原点、GNSS測量はITRF座標系。日本経緯度原点は2011年の地震で改定された
年度・No.問われ方/引っかけ
R01 土壌 No.20平面直角座標系を「真東がX軸の正」とした → X軸は南北(真北が正)、Y軸は東西(真東が正) ←②座標軸
h30 土壌 No.20準拠楕円体を「日本=GRS80、世界=ベッセル」とした → 日本測地系=ベッセル、世界測地系=GRS80 ←①準拠楕円体
R06 現技管 No.19日本経緯度原点は変わらないとした → 2011年の東北地方太平洋沖地震で改定された ←③原点

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行のうち、該当する過去問解説にリンクしています。

つまり日本測地系=ベッセル・世界測地系=GRS80、平面直角座標系はX軸が南北・Y軸が東西が核心です。

理解度チェック

問題:緯度経度の準拠楕円体は、日本測地系がGRS80、世界測地系がベッセルである。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

逆です。日本測地系=ベッセル楕円体、世界測地系=GRS80楕円体です(h30土壌No.20)。

問題:平面直角座標系では、真北に向かう値がX軸の正、真東に向かう値がY軸の正である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

X軸が南北(真北が正)、Y軸が東西(真東が正)です。真東をX軸の正とするのは誤りです(R01土壌No.20)。

問われるのは、準拠楕円体(測地系)、平面直角座標系の軸、標高・原点の基準の3点。ここを押さえれば、測量の基本事項は落としません。

出典・参考資料

  • 国土地理院「測量法」「作業規程の準則」ほか(測地系・準拠楕円体・平面直角座標系・日本水準原点・日本経緯度原点・GNSS測量)。基準は一次資料で確認。
  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(平成30年度・R06・R01 ほか 測量の基本事項関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 各設問の「問われ方」と引っかけを自分の言葉でまとめています。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

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