円磨度とは?礫の形の区分〔角礫・亜角礫・亜円礫・円礫〕
ちしつモグラ
円磨度って何?角礫・亜角礫・亜円礫・円礫って、どういう順番なの?
この記事の要点
- 円磨度は、礫の角の丸まり具合を表す。ボーリングコアの砂礫の観察記事などで記載する。
- 区分は角礫 → 亜角礫 → 亜円礫 → 円礫の順で、角が取れて丸くなる。
- 礫が水などで運ばれるほど角が取れ、円礫に近づく。
円磨度とは、礫(小石)の角の丸まり具合を表すものです。
角がとがっているか、丸くなっているかを見て区分します。
ボーリングコアの砂礫を観察して記載するとき、礫の岩石名や硬さなどとともに、この円磨度を記録します。
区分:角礫から円礫へ
円磨度は、角ばったものから丸いものへ、角礫 → 亜角礫 → 亜円礫 → 円礫のように区分します。礫が川などで運ばれるあいだにぶつかり合って角が取れると、亜角礫・亜円礫を経て円礫に近づきます。
| 区分 | 形 |
|---|---|
| 角礫 | 角がとがっている |
| 亜角礫 | やや角が取れている |
| 亜円礫 | かなり丸い |
| 円礫 | よく丸まっている |
何に使うか
円磨度は、その礫がどう運ばれてきたか(成因)を読むヒントになります。
角礫は近くで割れてあまり運ばれていない、円礫は水などで長く運ばれた、といった見立てにつながります。
砂礫のコアを記載するときは、円磨度のほか、礫の岩石名・硬さ・混入状況・最大径なども合わせて記録します。
過去問での問われ方:砂礫コアの観察記事
円磨度は、砂礫地盤のボーリングコアの観察記事で問われます。
「礫の形(円磨度)は角礫、亜角礫、亜円礫、円礫などに区分する」は正しい記述です。
いっぽう、同じ観察記事で「サンプラー内に採取された礫の最大径を原地盤中の最大礫径と記載する」は誤りです(サンプラーの径で採れる礫は限られるため)。
コアの観察で分かること・分からないことはボーリングコア観察の論点整理を参照してください。
まちがえやすい:円磨度と淘汰(分級)
円磨度は1つの礫の角の丸まり具合です。
粒の大きさのそろい具合を表す淘汰(分級)とは別の見方です。
区分の順は角礫→亜角礫→亜円礫→円礫。
理解度チェック
問題:礫の形(円磨度)は、角礫・亜角礫・亜円礫・円礫などに区分する。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
角がとがった角礫から、よく丸まった円礫まで、角の丸まり具合で区分します。
問題:砂礫コアで、サンプラー内に採れた礫の最大径を、原地盤中の最大礫径として記載してよい。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
サンプラーの径で採れる礫の大きさは限られます。採れた礫の最大径を、そのまま原地盤の最大礫径とはできません。
円磨度は礫の角の丸まり具合。角礫→亜角礫→亜円礫→円礫の順に丸くなる。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 礫の円磨度の区分(角礫・亜角礫・亜円礫・円礫)と砂礫コアの観察記事に関する一般知識(地盤工学会 ボーリングコアの観察・記載ほか)。
- 全地連 地質調査技士検定試験(砂礫地盤のボーリングコアの観察記事に関する出題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月