ゼロから学ぶ土木施工管理|資格のT

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1級と2級土木施工管理技士の違いは?受検資格・できること・合格率

けんせつる

けんせつる

2級から順に受けないとダメなの?

1級と2級で、何ができるようになるかは違う?

この記事の要点

第一次検定は年齢だけで受けられます。1級は19歳以上、2級は17歳以上実務経験は要りません。

違いが出るのは第二次検定と、名乗ったあとにできることです。1級は監理技術者、2級は主任技術者になれます。

2級から順に受ける必要はありません。19歳以上なら、いきなり1級の第一次検定を受けられます。

令和6年度から受検資格が変わりました。まず全体を並べます。

ひと目でわかる1級・2級の比較

項目 1級 2級
第一次検定の受検資格 19歳以上(受検年度末時点) 17歳以上(受検年度末時点)
なれる技術者 監理技術者・主任技術者 主任技術者
種別 区分なし 土木・鋼構造物塗装・薬液注入
令和8年度の試験日 第一次 7月5日(日)
第二次 10月4日(日)
前期 6月7日(日)
後期 10月25日(日)
受検手数料 第一次 12,000円
第二次 12,000円
第一次・第二次 12,000円
第一次のみ 6,000円/第二次のみ 6,000円

いずれも非課税です。インターネット申込の場合は、別途事務手続手数料250円がかかります。

第一次検定は年齢だけで受けられる

令和6年度の改正で、第一次検定は学歴も実務経験も問われなくなりました

  • 1級……19歳以上(受検年度末時点)であれば受検できます。
  • 2級……17歳以上(受検年度末時点)であれば受検できます。こちらは従前から変更ありません。

つまり2級を飛ばして、いきなり1級の第一次検定を受けられます。合格すれば1級土木施工管理技士補を名乗れます。

第二次検定で必要な実務経験

違いがはっきり出るのはここです。第二次検定は、第一次検定に合格したあとの実務経験で受検資格が決まります。

必要な実務経験(新受検資格)
1級 1級第一次検定合格後、実務経験5年以上
または特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
または監理技術者補佐としての実務経験1年以上
2級 2級第一次検定合格後、実務経験3年以上
または1級第一次検定合格後、実務経験1年以上

1級には、2級第二次検定に合格している場合の道もあります。この場合は実務経験5年以上、または特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上で、いずれも1級第一次検定合格者に限られます

令和6年度から令和10年度までの間は経過措置期間です。この間は、制度改正前の受検資格でも第二次検定を受けられます。

できることの違い

資格を取ったあとの違いは、どの技術者になれるかです。

  • 1級……監理技術者になれます。主任技術者にもなれます。
  • 2級……主任技術者になれます。

監理技術者は、元請として一定金額以上を下請に出す工事で置く必要がある技術者です。大きな現場を任されるかどうかが、ここで分かれます。

設置の条件や職務の範囲は主任技術者と監理技術者で扱っています。第一次検定でも毎年問われる論点です。

難易度・合格率の違い

検定 受検者数 合格者数 合格率
1級 第一次(令和8年度) 50,012人 24,927人 49.8%
1級 第二次(令和7年度) 24,667人 9,603人 38.9%
2級 第二次・種別土木(令和7年度) 21,111人 11,341人 53.7%

第二次検定で比べると、1級が38.9%、2級が53.7%です。1級のほうが約15ポイント低くなっています。

合格基準は、第二次検定はどちらも得点60%以上です。1級の第一次検定は、必須問題40問と選択問題30問の合計70問について、得点60%以上(42問以上正解)かつ施工管理法(応用能力)の15問のうち得点60%以上(9問以上正解)が条件です。応用能力の15問だけ別に足切りがある点に注意してください。

結局、どっちを受けるべきか

判断の軸は実務経験がどれだけ溜まっているかです。

  • 実務経験がまだ無い・浅い……年齢の条件を満たすなら、第一次検定だけ先に受けておくのが素直です。技士補を名乗れて、第二次検定の起点になります。
  • 1級第一次に合格して1年以上の実務経験がある……2級の第二次検定を受けられます。
  • 監理技術者を目指す……1級以外に道はありません。

2級の第二次検定は種別(土木・鋼構造物塗装・薬液注入)に分かれます。このサイトが扱っているのは種別:土木です。

まとめ

  • 第一次検定は1級19歳以上・2級17歳以上(受検年度末時点)。学歴・実務経験は不問。
  • 2級から順に受ける必要はない。いきなり1級の第一次検定を受けられる。
  • 1級の第二次検定=1級第一次合格後、実務経験5年以上特定実務経験1年以上を含む3年以上監理技術者補佐として1年以上
  • 2級の第二次検定=2級第一次合格後実務経験3年以上、または1級第一次合格後1年以上
  • 令和6年度から令和10年度までは経過措置期間で、旧受検資格でも受けられる。
  • 1級は監理技術者、2級は主任技術者になれる。
  • 合格率=1級第二次38.9%、2級第二次(土木)53.7%(令和7年度)。

第二次検定の中身は1級の第二次検定2級の第二次検定、経験記述のテーマは施工経験記述の出題テーマで確認できます。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」https://www.jctc.jp/exam/doboku-1/
  • 一般財団法人 全国建設研修センター「2級土木施工管理技術検定」https://www.jctc.jp/exam/doboku-2/
  • 国土交通省「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります」
  • 一般財団法人 全国建設研修センター「技術検定試験 合格発表公表資料」(令和8年度1級第一次検定・令和7年度1級第二次検定・令和7年度2級第二次検定)
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