令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問52は、ダクト及びダクト附属品の施工について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを2つ選びます。
誤りは選択肢1と選択肢3です。
防火ダンパーの温度ヒューズは、一般系統が72℃、厨房排気系統が120℃です。厨房は排気そのものが熱いので、72℃では調理中に落ちてしまいます。
選択肢1は、送風機の吐出し口の直後でダクトを曲げる向きです。羽根車の回転方向と逆に曲げると書いています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢1と選択肢3(2つとも正解)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(適当でない) | 曲げるのは回転方向と同じ向きです |
| 2 | ○(適当) | 小さいダンパーは2点吊りです |
| 3 | ×(適当でない) | 厨房排気は120℃です |
| 4 | ○(適当) | 表が2個としています |
問題番号 No.49 から No.52 までの4問は必須問題で、1問について正解が2つと決められています。1つだけ塗った答案も、3つ以上塗った答案も正解になりません。
選択肢3の温度は、2つの系統で分かれています。
平成27年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験A【No.42】の選択肢3(正しい肢)
「防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢4です。
逆に、両方とも72℃とした肢は誤りになっています。
令和5年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.52】の選択肢2(公表正答に含まれる=この肢が適当でないもの)
「防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般排気及び厨房排気ともに72℃とする」は、適当でないものとされています。
| 系統 | 作動温度 | 出所 |
|---|---|---|
| 一般系統 | 72℃ | 平成27年度1級学科A【No.42】選択肢3(正しい肢) |
| 厨房排気系統 | 120℃ |
選択肢4の個数は、仕様書の表で決まっています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編 空気調和設備工事 第2章 施工 2.2.5.5「風量測定口」(1)および表3.2.6「風量測定口の取付け個数」(本文176頁)
「風量測定口の取付け個数は、表3.2.6による。なお、取付け位置は特記による。」
| 取付け辺(長辺)の寸法 | 300mm以下 | 300mmを超え、700mm以下 | 700mmを超えるもの |
|---|---|---|---|
| 取付け個数 | 1 | 2 | 3 |
300を境に1個から2個、700を境に3個へと増えます。選択肢4はこの真ん中に当たります。
ダンパーの種類はダンパーの種類とは?風量調節・防火・防煙の違いと板厚で扱っています。
選択肢2の吊り点数も、標準図に書いてあります。
公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)令和7年版「ダクトの防火区画貫通部施工要領」の注(本文139頁)
「(ア) 長方形の防火ダンパーは、4本吊りとする。ただし、長辺が300mm以下の場合は2本吊りとする。
(イ) 円形の防火ダンパーは、4本吊りとする。ただし、内径が300mm以下の場合は2本吊りとする。」
長方形も円形も、300mmを境に4本吊りと2本吊りが入れ替わります。選択肢2はこの但し書きのほうに当たります。
厨房の排気ダクトの防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度をいくつとするか。
120℃です。平成27年度1級学科A【No.42】の選択肢3「防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする」が正しい肢とされています。令和5年度2級(後期)【No.52】では「一般排気及び厨房排気ともに72℃」とした肢が適当でないものとされました。
風量測定口は、長辺が300mmを超え700mm以下のとき何個取り付けるか。
2個です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)の表3.2.6「風量測定口の取付け個数」が、300mm以下を1個、300mmを超え700mm以下を2個、700mmを超えるものを3個としています。取付け位置は特記によります。
問49から問52は、いくつ塗ればよいか。
2つです。1問について正解が2つと決められており、1つだけ塗った答案や3つ以上塗った答案は正解になりません。この4問は必須問題です。
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公共建築工事標準仕様書は改定されることがあります。ここでの引用は令和7年版(修補版)によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月