令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問38は、異種管の接合について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。この接合は出てきません。
標準仕様書のステンレス鋼管の項に、フレア接合という接合方法はありません。そこに挙がっているのは、所定の継手による接合、溶接接合、ハウジング形管継手による接合、フランジ接合、メカニカル接合です。
ほかの3つは異種管をどうつなぐかの定石です。金属どうしでイオン化傾向が大きく異なる組合せは、絶縁してつなぎます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 仕様書が鋼と銅を名指ししています |
| 2 | ○(適当) | 別の年度でもソケットで正しい肢です |
| 3 | ×(適当でない) | 仕様書にフレア接合が出てきません |
| 4 | ○(適当) | 仕様書が鋼とステンレスを名指ししています |
まず、絶縁が要る組合せは仕様書が名指ししています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第2編 共通工事 第2章 配管工事 第4節 配管施工の一般事項 2.4.1「一般事項」(8)(本文48頁)
「給水、給湯、開放系の冷温水及び冷却水配管で、機器接続部の金属材料と配管材料のイオン化傾向が大きく異なる場合(鋼とステンレス、鋼と銅)は、絶縁継手を使用し絶縁を行うものとする。」括弧の中が「鋼とステンレス、鋼と銅」で、選択肢1と選択肢4がそのまま当てはまります。
いっぽうフレア接合のほうは、仕様書のどこにも出てきません。
| 組合せ | 接合 | 出所 |
|---|---|---|
| 配管用炭素鋼鋼管と銅管 | 絶縁フランジ接合 | 令和4年度2級(後期)【No.37】選択肢2(正しい肢) |
| 配管用炭素鋼鋼管とステンレス鋼管 | 絶縁継手(防振継手は誤り) | 令和4年度2級(後期)【No.37】選択肢3(誤りの肢)、令和7年度2級(前期)【No.38】の正答 |
| 配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管 | ユニオン又はソケット | 令和4年度2級(後期)【No.37】選択肢4(正しい肢) |
| ステンレス鋼管と銅管 | フレア接合は誤り | 令和7年度2級(後期)【No.38】の公表正答 |
絶縁の向きを別のものに置き換えた肢も、誤りとされています。
令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)【No.37】(公表正答(3))
選択肢3「配管用炭素鋼鋼管とステンレス鋼管の接合は、防振継手を介して接合する」は、適当でないものとされています。同じ問の選択肢1「金属異種管の接合でイオン化傾向が大きく異なるものは、絶縁継手を介して接合する」、選択肢2「配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合は、絶縁フランジ接合とする」、選択肢4「配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合は、ユニオン又はソケットを用いて接合する」は、いずれも正しい肢です。
組合せを選ばせる形でも、同じ答えになります。
令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.38】(公表正答(3))
設問は「異種管の接合において、電気的に絶縁する必要がある配管材の組合せとして、適当なものはどれか」で、正答は選択肢3の「鋼管とステンレス鋼管」です。ほかの選択肢は「鋼管とビニル管」「銅管とビニル管」「ステンレス鋼管と銅管」でした。
異種金属の組合せは溝状腐食はどこに起きるのか?腐食と防食の読み分けで扱っています。
仕様書が絶縁継手を求めているのは、どの組合せか。
鋼とステンレス、鋼と銅です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)2.4.1「一般事項」(8)が「機器接続部の金属材料と配管材料のイオン化傾向が大きく異なる場合(鋼とステンレス、鋼と銅)は、絶縁継手を使用し絶縁を行うものとする」と定めています。
配管用炭素鋼鋼管とステンレス鋼管を、防振継手を介して接合するのは適当か。
適当ではありません。令和4年度2級(後期)【No.37】でこの肢が適当でないものとされています。ここで要るのは絶縁継手です。令和7年度2級(前期)【No.38】も、電気的に絶縁する必要がある組合せとして「鋼管とステンレス鋼管」を正答としています。
配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管は、何でつなぐか。
ユニオン又はソケットです。令和4年度2級(後期)【No.37】の選択肢4が正しい肢とされています。令和7年度(後期)の選択肢2は「バルブ用ソケット等」と書いており、こちらも正しい肢です。
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公共建築工事標準仕様書は改定されることがあります。ここでの引用は令和7年版(修補版)によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月