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令和7年度 2級(後期) 施工管理法 問35 を解説(板厚は工法で変わらない)

令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問35は、ダクトの施工について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。薄くしてよいとは書かれていません。

標準仕様書の最小板厚の表は、区分がダクトの長辺だけです。アングルフランジ工法か、コーナーボルト工法かという列がありません。

寸法が同じなら板厚も同じになります。令和4年度は「同じ板厚としてよい」という言い方で正しい肢になりました。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(適当でない) 寸法が同じなら板厚も同じです
2 ○(適当) 仕様書に補強の項がありません
3 ○(適当) 継目から油が漏れないようにします
4 ○(適当) 面が広いとたわみます

選択肢1のポイント(ここが誤り)

板厚の表は、長辺だけで区分されています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編 空気調和設備工事 第1章 機材 第14節 ダクト及びダクト附属品 1.14.3「長方形ダクト」1.14.3.5「板厚」(本文155頁)

表3.1.14「低圧ダクトの最小板厚」および表3.1.15「高圧1及び高圧2ダクトの最小板厚」は、どちらも列の見出しが「ダクトの長辺」と「適用表示厚さ」の2つだけです。工法による区別の列はありません。

同じことが、別の年度では正しい肢になっています。

令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)【No.35】の選択肢1(正しい肢)

「低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトの板厚と同じとしてよい」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢2です。

「同じとしてよい」が正しく、「薄い板厚としてよい」は誤りです。1語の違いで正誤が入れ替わります。

選択肢2のスパイラルダクトは、仕様書の作りから読み取れます。

仕様書の項 その下に置かれている項
1.14.3 長方形ダクトダクトの区分/コーナーボルト工法ダクト/縦横比/継目/板厚/接合材料/ダクトの補強
1.14.4 スパイラルダクト直管(板厚とはぜのピッチの表)/接合材料。補強の項はありません

補強の項が置かれているのは長方形ダクトのほうだけです。スパイラルダクトの項にあるのは、直管の板厚とはぜのピッチ、それに接合材料の定めです。

選択肢4のリブ補強は、寸法の条件が決まっています。

同 1.14.3.7「ダクトの補強」(1)(本文156頁)

「保温を施さないダクトが、幅又は高さが450mmを超える場合は、間隔300mm以下のピッチで、補強リブによる補強を行う。」

ダクトの区分と板厚はダクトの区分とは?低圧・高圧1・高圧2の圧力と最小板厚で扱っています。

覚え方

  • 板厚は長辺だけで決まります。工法では変わりません
  • 「同じとしてよい」は正しく、「薄くしてよい」は誤りです
  • 補強の項があるのは長方形ダクトのほうです
  • リブ補強は幅か高さが450mmを超える場合に、300mm以下のピッチで入れます
  • これは保温を施さないダクトについての決まりです

理解度チェック

Q.

コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトより薄い板厚としてよいか。

よくありません。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)の最小板厚の表は「ダクトの長辺」と「適用表示厚さ」の2列だけで、工法による区別がありません。令和4年度2級(前期)【No.35】では「同じ板厚としてよい」が正しい肢とされています。

Q.

補強リブは、どのような場合に入れるか。

保温を施さないダクトで、幅又は高さが450mmを超える場合です。同仕様書1.14.3.7「ダクトの補強」(1)が「間隔300mm以下のピッチで、補強リブによる補強を行う」と定めています。

Q.

スパイラルダクトに補強は要るか。

一般的に不要です。同仕様書で補強の項が置かれているのは1.14.3「長方形ダクト」の下だけで、1.14.4「スパイラルダクト」には直管と接合材料の項しかありません。

> 施工管理法のほかの論点は施工管理法のカテゴリにまとめています

公共建築工事標準仕様書は改定されることがあります。ここでの引用は令和7年版(修補版)によるものです。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問35=(1))。
  • 国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)」第3編 空気調和設備工事 第1章 機材 第14節 ダクト及びダクト附属品 1.14.3「長方形ダクト」1.14.3.5「板厚」の表3.1.14および表3.1.15(本文155頁)。
  • 同センター「令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」【No.35】(公表正答(2))の選択肢1。
  • 同仕様書 1.14.3.7「ダクトの補強」(1)(本文156頁)。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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