令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問28は、遠心送風機の機器仕様として設計図書に記載する項目について問う問題です。4つの項目のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。同じ枠に入るのは静圧です。
送風機に書くのは、どれだけ送るか(風量)と、どれだけの圧力で送るか(静圧)です。風速はダクトや吹出口の側で決まる値で、機器の仕様として書くものではありません。
この問は、機器の名前と項目の組合せを入れ替えて出されます。その機器を発注するのに要る数値かどうかで見ます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | どれだけ送るかの基本の値です |
| 2 | ×(適当でない) | ここに入るのは静圧です |
| 3 | ○(適当) | 送風機の大きさを表す番号です |
| 4 | ○(適当) | 送風機は電動機を含む機器です |
同じ組合せが、別の年度では正しい肢として出ています。
平成27年度 2級管工事施工管理技術検定 学科試験【No.28】(公表正答(1))
選択肢2「遠心送風機/静圧」は、正しい組合せとされています。この年度で適当でないとされたのは選択肢1の「遠心ポンプ/呼び番号」です。呼び番号はポンプの項目ではない、という向きで出されています。
送風機の枠に入るのは静圧です。令和7年度は、そこを風速に差し替えた形になっています。
選択肢3の呼び番号は、標準仕様書でも送風機の大きさを表す言い方として使われています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編 空気調和設備工事 第1章 機材 第11節 送風機 1.11.1「遠心送風機」(3)(本文143頁)
「構成は、ケーシング、羽根車、主軸、軸受け、電動機等とし、VベルトとVプーリによるVベルト駆動形とする。ただし、小形の遠心送風機(呼び番号2未満)は、電動機直動形でもよい。」
送風機を呼び番号で区切っています。同じ文に電動機も出てくるので、選択肢4の電動機容量も送風機側の項目です。
この型の問は、毎回どこかの組合せが入れ替わっています。
| 年度 | 適当でないとされた組合せ | 正しいとされた組合せ |
|---|---|---|
| 平成27年度 2級 | 遠心ポンプ/呼び番号 | 遠心送風機/静圧、ファンコイルユニット/形番、吸収冷温水機/冷水出口温度 |
| 令和5年度 2級(前期) | 空気清浄装置/騒音値 | ボイラー/最高使用圧力、吸収冷温水機/冷却水量、換気扇/羽根径 |
| 令和6年度 2級(後期) | 吸収冷温水機/圧縮機容量 | 全熱交換器/全熱交換効率、ボイラー/最高使用圧力、遠心ポンプ/吸込口径 |
吸収式に圧縮機は無く、ポンプに呼び番号は使いません。令和7年度も同じで、送風機の枠に風速を入れた形です。
機器と項目の対応は設計図書に書く機器仕様はどれか?機器名と項目の読み分けで扱っています。
遠心送風機の機器仕様として、風速は設計図書に記載するか。
記載しません。同じ枠に入るのは静圧です。平成27年度2級学科【No.28】の選択肢2「遠心送風機/静圧」が正しい組合せとされています。風速はダクトや吹出口の側で決まる値です。
呼び番号は、どの機器の項目か。
送風機です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)1.11.1「遠心送風機」(3)が「小形の遠心送風機(呼び番号2未満)は、電動機直動形でもよい」と書いています。平成27年度2級学科【No.28】では「遠心ポンプ/呼び番号」が適当でないものとされました。
吸収冷温水機の項目として、圧縮機容量は適当か。
適当ではありません。令和6年度2級(後期)【No.28】で、この組合せが適当でないものとされています。吸収式は圧縮機を使わない方式だからです。
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公共建築工事標準仕様書は改定されることがあります。ここでの引用は令和7年版(修補版)によるものです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月