令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問7は、空気調和設備の計画を省エネルギーの観点から問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。ここから問23までの17問は、9問を選んで解答します。
誤りは選択肢4です。一度冷やしてから温め直す方式です。
冷却減湿・再熱は、湿度を下げるために余分に冷やし、下がりすぎた温度を熱で戻します。2回エネルギーを使うので、省エネの観点では選ぶ側になります。
同じ4つの選択肢が、令和3年度の前期にもそのまま出ています。並び順が違うだけで、誤りとされた記述も同じです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 予冷・予熱時は外気を入れません |
| 2 | ○(適当) | 全熱交換器で外気の熱を回収します |
| 3 | ○(適当) | 成績係数が高いほど少ない電力で運べます |
| 4 | ×(適当でない) | 冷やしてから温め直します |
この4つは、4年前にもそのまま並んでいます。
令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問7の公表正答(選択肢1)
設問は「空気調和設備の計画に関する記述のうち、省エネルギーの観点から、適当でないものはどれか」で、令和7年度後期と同じです。選択肢は「湿度制御のため、冷房に冷却減湿・再熱方式を採用する」「予冷・予熱時に外気を取り入れないように制御する」「ユニット形空気調和機に全熱交換器を組み込む」「成績係数が高い機器を採用する」の4つで、1番目が適当でないものとされています。
令和7年度は、この4つの並び順を変えただけです。冷却減湿・再熱が誤りという点も同じです。
| やっていること | エネルギーの使い方 |
|---|---|
| 予冷・予熱時に外気を止める | 外から入る負荷を減らします |
| 全熱交換器を組み込む | 捨てる空気から熱を回収します |
| 成績係数が高い機器 | 同じ熱を運ぶ電力が少なくて済みます |
| 冷却減湿・再熱 | 冷やす熱と温め直す熱の両方を使います |
ほかの3つが「使う量を減らす」向きなのに対して、選択肢4だけが逆を向いています。湿度を下げる目的は果たせますが、省エネという観点では合いません。
同じ設問文が、1年前の後期にも出ています。
令和6年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問7の公表正答(選択肢4)
設問文は同じで、選択肢は「外気の取入れに全熱交換器を採用する」「高効率の機器を採用する」「熱源機器を複数台に分割する」「暖房時に外気導入量を多くする」の4つです。最後の「暖房時に外気導入量を多くする」が適当でないものとされています。
この年度も、外から余計な負荷を持ち込む記述が選ぶ側でした。全熱交換器と高効率の機器は、令和7年度の選択肢2・3と同じ向きです。
省エネルギーの考え方は蓄熱方式の熱源容量はどうなるか?省エネルギーの読み分けで扱っています。
冷却減湿・再熱方式は、省エネルギーの観点で適当か。
適当ではありません。令和7年度2級(後期)問7の選択肢4と、令和3年度2級(前期)問7の選択肢1が、どちらも同じ内容で適当でないものとされています。
予冷・予熱時に外気をどう扱うか。
取り入れないように制御します。令和7年度2級(後期)問7の選択肢1、令和3年度2級(前期)問7の選択肢2が、いずれも正しい肢です。
令和6年度の後期では、同じ設問で何が誤りとされたか。
「暖房時に外気導入量を多くする」です。外から余計な負荷を持ち込むため、省エネの観点では選ぶ側になります。
> 空調・換気のほかの論点は空調・換気のカテゴリにまとめています
再熱方式は、湿度を厳しく管理する用途では選ばれることがあります。ここでの正誤は省エネルギーの観点を問う設問に対する公表正答によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月