令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問45は、屋内消火栓設備の加圧送水装置の方式を消防法上で問う問題です。4つのうち、定められていないものを1つ選びます。
正解は選択肢4です。
規則が定める加圧送水装置は、高架水槽・圧力水槽・ポンプの3方式です。水道直結方式という語は条文に出てきません。
3方式はいずれも自前で圧力をつくる仕組みです。水道の圧力をそのまま使う方式は、消火栓の加圧送水装置として置かれていません。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 定められている | 高架水槽方式。規則第12条第1項第七号イが「高架水槽を用いる加圧送水装置」として定めています |
| 2 | 定められている | 圧力水槽方式。同号ロが「圧力水槽を用いる加圧送水装置」として定めています |
| 3 | 定められている | ポンプ方式。同号ハが「ポンプを用いる加圧送水装置」として定めています |
| 4 | 正解 | 水道直結方式は定められていません。「水道直結」という語は同条のどこにも出てきません |
規則は加圧送水装置をイ・ロ・ハの3つに分けています。
消防法施行規則 第12条第1項第七号(抜粋)
加圧送水装置は、次のイからチまでに定めるところによること。
イ 高架水槽を用いる加圧送水装置は、次の(イ)及び(ロ)に定めるところによること。
ロ 圧力水槽を用いる加圧送水装置は、(略)
ハ ポンプを用いる加圧送水装置は、(略)
イ・ロ・ハで3方式、ニ以降は3方式に共通する事項です。方式そのものを増やす号はありません。
| 記号 | 方式 | 何で押すか |
|---|---|---|
| イ | 高架水槽 | 高い位置に置いた水槽の落差 |
| ロ | 圧力水槽 | 水槽内に閉じ込めた空気の圧力 |
| ハ | ポンプ | 電動機で回すポンプ |
3つとも、建物の側で圧力をつくっています。高架水槽は高さ、圧力水槽は空気、ポンプは動力という違いがあるだけです。
水道直結という言葉は、給水設備のほうで使われる方式の名前です。消火栓は火災時に決められた放水圧力と放水量を出す必要があるため、水道の圧力任せにはできません。紛らわしい語を給水側から持ってきた肢になっています。
詳細は屋内消火栓設備の基準とは?水平距離25mと15mで何が変わるのかで扱っています。
屋内消火栓設備の加圧送水装置の方式を3つ挙げよ。
高架水槽を用いる方式、圧力水槽を用いる方式、ポンプを用いる方式です。消防法施行規則第12条第1項第七号のイ・ロ・ハです。
水道直結方式は加圧送水装置として認められているか。
認められていません。「水道直結」という語は消防法施行規則第12条に出てきません。給水設備で使われる方式の名前です。
3方式は、それぞれ何で水を押しているか。
高架水槽は落差、圧力水槽は水槽内の空気の圧力、ポンプは電動機による動力です。
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消火設備の種類や設置の要否は、防火対象物の用途と規模によって変わります。個別の判断は所轄の消防署にご確認ください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月