令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問20は、排水・通気設備について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。ただし文の全部が誤りではありません。
ループ通気管を通気立て管に接続すること自体は、別の年度で正しい肢とされています。問われているのは、その手前の「床下で横引きし」の部分です。
通気管を床下で扱う記述は、同じ年度の前期でも否定されています。通気管どうしを床下で接続してはならない、という書き方でした。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 伸頂通気管は立て管の上部を延長して大気に開放します |
| 2 | ○(適当) | 突き出している部分の下部には開放しません |
| 3 | ○(適当) | 空気の流れを円滑にし封水の破壊を防ぎます |
| 4 | ×(適当でない) | 床下で横引きする部分が問題です |
まず、接続先そのものは誤りではありません。
令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問19の選択肢1(正しい肢)
「排水横枝管から立ち上げたループ通気管は、通気立て管又は伸頂通気管に接続する」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢2(大便器の器具排水管を湿り通気管として利用してよい、とした記述)です。
ループ通気管を通気立て管につなぐこと自体は、正しい扱いです。令和7年度の選択肢4で違うのは、そこへ至る経路の書き方です。
通気管を床下で扱う記述は、同じ年度の前期で否定されています。
令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問19の選択肢3(正しい肢)
「排水管から取り出した通気管どうしを床下で接続してはならない」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢1です。
| 記述 | 扱い |
|---|---|
| ループ通気管を通気立て管又は伸頂通気管に接続する | 正しい肢(令和3年度前期) |
| 通気管どうしを床下で接続してはならない | 正しい肢(令和7年度前期) |
| ループ通気管を床下で横引きし、直接通気立て管に接続する | 適当でないもの(令和7年度後期) |
接続先を述べた部分は正しく、床下を通す部分だけが違います。文の一部だけが差し替えられている型です。
選択肢3の役割も、別の年度に近い記述があります。
令和3年度 2級(前期)問19の選択肢4(正しい肢)
「通気管は、排水系統内の空気の流れを円滑にするために設ける」
令和7年度の選択肢3は、これに「トラップ封水が破壊されるのを防止する」を足した書き方です。空気の流れを整えることが、封水を守ることにつながります。
通気管の取り方は通気管とは?取出しの角度と通気立て管への連結位置で扱っています。
ループ通気管を床下で横引きして通気立て管に接続してよいか。
この記述は適当でないものとされています。令和7年度2級(後期)問20の正解が選択肢4です。ただし通気立て管に接続すること自体は、令和3年度2級(前期)問19の選択肢1で正しい肢とされています。
ループ通気管の接続先はどこか。
通気立て管又は伸頂通気管です。令和3年度2級(前期)問19の選択肢1が、この内容を正しい肢としています。
通気管どうしを床下で接続してよいか。
してはなりません。令和7年度2級(前期)問19の選択肢3が、この内容を正しい肢としています。
> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています
通気管の経路は、建物の条件で扱いが変わることがあります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月