管工事施工管理技士 独学ガイド

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和7年度 2級(後期) 問18

令和7年度 2級(後期) 衛生設備 問18 を解説(「号」は瞬間湯沸器の単位)

令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問18は、給湯設備について問う問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。能力の表し方が違います。

「号」は、瞬間湯沸器の出湯能力を表すときに使う単位です。1級では、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号とする記述が正しい肢とされています。

ヒートポンプ給湯機は、湯をためて使う機器です。その場で流しながら沸かす瞬間湯沸器とは、能力の測り方が違います。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 配管は最短経路にして熱損失を防ぎます
2 ○(適当) 膨張タンクには密閉式と開放式があります
3 ○(適当) 給茶用は局所式です。令和3年度に同じ文があります
4 ×(適当でない) 「号」は瞬間湯沸器の単位です

選択肢4のポイント(ここが誤り)

「号」が何の単位かは、1級で正面から出ています。

令和3年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.30】の選択肢2(正しい肢)

「瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢1です。

「号」は、1分間にどれだけの湯を出せるかを表しています。流しながら沸かす機器だからこそ、この測り方ができます。

ヒートポンプ給湯機は、別の年度でも誤りの肢に置かれています。

令和8年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問18の公表正答(選択肢2)

「ヒートポンプ給湯機は、給湯機の排気ガスの潜熱を給湯の予熱として利用するものである」という記述が、適当でないものとして出されています。

この年度は、別の機器のしくみを当てはめた形で誤りとされました。ヒートポンプ給湯機は、出題では取り違えを誘う位置に置かれています。

選択肢3は、令和3年度に同じ文があります。

令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問18の選択肢2(正しい肢)

「湯沸室の給茶用の給湯には、一般的に、局所式給湯設備が採用される」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢1です。同問の選択肢3「ホテル、病院等の給湯使用量の大きな建物には、中央式給湯設備が採用されることが多い」も正しい肢です。

使う場所が限られていて量も少ないなら局所式、量が大きい建物なら中央式という分かれ方です。令和7年度の選択肢3は、この前半と同じ文です。

中央式給湯設備は貯湯タンクの湯温は何℃以上か?中央式給湯設備の読み分けで扱っています。

覚え方

  • 「号」は瞬間湯沸器の出湯能力です。ヒートポンプ給湯機には使いません
  • 1号は水温より25℃高い湯を1L/min出す能力です
  • 給茶用など少量の給湯は局所式です
  • ホテルや病院など使用量の大きな建物は中央式です
  • ヒートポンプ給湯機は別の機器のしくみと取り違えさせる形でも出ています

理解度チェック

Q.

ヒートポンプ給湯機の出湯能力は「号」で表すか。

表しません。令和7年度2級(後期)問18は、この記述を適当でないものとしています。「号」は瞬間湯沸器の出湯能力を表す単位です。

Q.

瞬間湯沸器の1号とは、どれだけの能力か。

水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力です。令和3年度の1級 問題A No.30の選択肢2が、この内容を正しい肢としています。

Q.

湯沸室の給茶用の給湯には、どの方式が採用されるか。

局所式給湯設備です。令和3年度2級(前期)問18の選択肢2にも同じ文があり、正しい肢とされています。

> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています

給湯機器の能力表示は、機器の種類によって使う単位が変わります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。

関連する用語

この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問18=(4))。
  • 同センター「令和3年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.30】(公表正答(1))の選択肢2。
  • 同センター「令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題A」問18(公表正答(1))の選択肢2および選択肢3。
  • 同センター「令和8年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)試験問題」問18および同年度の公表正答肢((2))。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
T

この記事を書いた人

T

管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

▼令和7年度 2級管工事施工管理技術検定(後期)▼

▼カテゴリ一覧▼

T

T

管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

Topへ >>