令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.44】は、設計図書に記載する配管材料とその記号(規格)の組合せを問う問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の規格はWSPです。JWWAではありません。
さらにSGP-VDという記号は、水道用のほうに付いているものです。規格団体と記号の両方が入れ替わっています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(適当でない) | 排水用はWSP 042です |
| 2 | ○(適当) | JIS K 9797のRS-VUです |
| 3 | ○(適当) | JIS K 6742のVP又はHIVPです |
| 4 | ○(適当) | JWWA K116のSGP-VAです |
排水用の管は、給水用とは別の表に載っています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)表2.2.8「排水及び通気管」(本文32頁)
「WSP042 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管 汚水、雑排水、雨水、通気」
「WSP032 排水用ノンタールエポキシ塗装鋼管 汚水、雑排水、雨水、通気」
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管はWSP 042です。WSPは日本水道鋼管協会の規格で、JWWA(日本水道協会)とは別の団体です。
ではSGP-VDはどこに出てくるのか。給水側の表にあります。
同 表2.2.6「給水、給湯及び消火管」(本文28頁から29頁)
「JWWA K116 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 SGP-VA(一般配管用)/SGP-VB(一般配管用)/SGP-VD(地中配管用) 給水」
SGP-VDは「水道用」の記号で、しかも地中配管用です。選択肢1は、排水用の管に水道用の記号と規格団体を組み合わせています。
| 管の名称 | 規格と記号 |
|---|---|
| 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管 | WSP 042 |
| 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 | JWWA K116(SGP-VA/VB/VD) |
名前が似ていても、排水用と水道用は別の表・別の規格です。頭に付く「排水用」「水道用」を先に見ると分かれます。
選択肢2と選択肢3は、表の記載どおりです。
同 表2.2.8「排水及び通気管」(本文32頁)
「JIS K 9797 リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管 RS-VU」
「注 塩ビ管のRF-VPは屋内用とし、VU、REP-VU及びRS-VUは、屋外埋設用とする。」
同 表2.2.6「給水、給湯及び消火管」(本文29頁)
「JIS K 6742 水道用硬質ポリ塩化ビニル管 VP又はHIVP 給水」
選択肢4のSGP-VAも、先に引いた表2.2.6にJWWA K116として載っています。ただし「(黒)」という表記そのものは、この表のなかに見つけられませんでした。
配管材料の記号は配管材料の記号とは?白管と黒管・SGP-VA/VB/VDの使い分けで扱っています。
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の規格は何か。
WSP 042です。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)表2.2.8「排水及び通気管」に載っており、用途は汚水、雑排水、雨水、通気です。
SGP-VDは、どの管のどの用途の記号か。
JWWA K116「水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管」の地中配管用です。同表2.2.6に、SGP-VA(一般配管用)、SGP-VB(一般配管用)、SGP-VD(地中配管用)として載っています。
RS-VUは屋内用か、屋外埋設用か。
屋外埋設用です。同表2.2.8の注が「塩ビ管のRF-VPは屋内用とし、VU、REP-VU及びRS-VUは、屋外埋設用とする」としています。
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選択肢4の「(黒)」という表記は、公共建築工事標準仕様書の表2.2.6のなかに見つけられませんでした。ここではJWWA K116のSGP-VAとして表に載っていることを示しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月