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令和7年度 1級 衛生設備 問題A No.36 を解説(山砂で高さを合わせない)

令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.36】は、FRP製浄化槽の設置に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。山砂を敷き均して据え付けると書かれています。

過去問は、ほぼ同じ文をすでに誤りにしています。令和4年度の1級 問題A No.37は設問文も令和7年度と同じで、砂利の上に山砂を適度な厚さに敷き均し据え付けるという記述が、そのまま公表正答になっています。

山砂の使い方は、別の年度でも誤りにされています。令和2年度の1級 問題A No.36は、据付け高さの調整を山砂を用いて行うという記述を適当でないものとして出しています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 浄化槽設備士の監督です。浄化槽法第29条第3項のとおりです
2 ×(適当でない) 令和4年度がほぼ同じ文を公表正答として出しています
3 ○(適当) 埋戻しのやり方です。この年度の正答肢により適当とされています
4 ○(適当) 上部スラブコンクリートです。令和4年度が同じ目的で正しい肢に置いています

選択肢2のポイント(ここが誤り)

この記述は、3年前にそのまま出ています。

令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.37】の公表正答(選択肢1)

「本体の設置は、本体の損傷防止や水平の調整のため、砂利事業の後に山砂を適度な厚さに敷き均し据え付ける。」
この記述が、適当でないものとして出されています。設問文は令和7年度と同じ「FRP製浄化槽の設置に関する記述のうち、適当でないものはどれか」です。

同じ肢が使い回されています。令和7年度は読点の位置が変わっているだけで、中身は同じです。

山砂については、令和2年度も別の書き方で誤りにしています。

令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.36】の公表正答(選択肢3)

「浄化槽本体の設置にあたって、据付け高さの調整は、山砂を用いて行う。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

高さを山砂で合わせるという形が、2つの年度で誤りにされています。令和2年度で正しい肢に置かれているのは、地下水位が高い場所での浮上防止対策、水準器や槽内の水準目安線での水平の確認、浄化槽設備士の実地の監督の3つです。

選択肢1の浄化槽設備士については、法律に書かれています。

浄化槽法 第二十九条第3項

「浄化槽工事業者は、浄化槽工事を行うときは、これを浄化槽設備士に実地に監督させ、又はその資格を有する浄化槽工事業者が自ら実地に監督しなければならない。ただし、これらの者が自ら浄化槽工事を行う場合は、この限りでない。」

ただし書きが、令和7年度の「自ら浄化槽工事を行う場合を除き」に当たります。令和4年度の選択肢4も令和7年度の選択肢1と同じ文で、正しい肢に置かれています。

上部スラブコンクリートについては、令和4年度が付け方まで書いています。

令和4年度 同 問題A【No.37】の正しい肢(選択肢3)

「上部スラブコンクリートは、雨水が槽内に浸入することを防ぐため、マンホールや点検口を頂点として水勾配を付ける。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この記述は正しい側に置かれています。

雨水が槽内に入るのを防ぐという目的は、令和7年度の選択肢4と同じです。令和7年度は槽の浮上防止も目的に挙げています。

浄化槽工事の監督は浄化槽工事は誰が監督するのか?浄化槽設備士と型式認定・登録の決まりで扱っています。

覚え方

  • 山砂を敷いて水平や高さを合わせる形の肢は誤りです。令和4年度と令和2年度の2回とも公表正答になっています
  • 水平の確認は水準器や槽内の水準目安線で行います
  • 浄化槽工事は浄化槽設備士に実地に監督させるのが浄化槽法第29条第3項です
  • 設備士が自ら浄化槽工事を行う場合は、この限りでないというただし書きが付きます
  • 上部スラブコンクリートはマンホールや点検口を頂点として水勾配を付けます

理解度チェック

Q.

FRP製浄化槽の本体を、山砂を敷き均して据え付けるという記述はどう扱われているか。

適当でないものとして出されています。令和4年度の1級 問題A No.37の公表正答が、この選択肢1です。令和2年度の同No.36も、据付け高さの調整を山砂を用いて行うという記述を公表正答として出しています。

Q.

浄化槽工事は、誰が監督するか。

浄化槽設備士です。浄化槽法第29条第3項は、浄化槽工事業者は浄化槽工事を行うときはこれを浄化槽設備士に実地に監督させ、又はその資格を有する浄化槽工事業者が自ら実地に監督しなければならない、と定めています。ただし、これらの者が自ら浄化槽工事を行う場合は、この限りでないとされています。

Q.

上部スラブコンクリートには、どのように水勾配を付けるか。

マンホールや点検口を頂点として付けます。令和4年度の1級 問題A No.37の選択肢3が、正しい肢としてこの内容を出しています。雨水が槽内に浸入することを防ぐためです。

> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています

浄化槽の据付けや埋戻しは、地盤の状態や地下水位によって扱いが変わります。実際の施工では条件ごとの検討が必要です。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問題A【No.36】=(2))。
  • 同センター「令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」問題A【No.37】および同年度の公表正答肢((1))。
  • 同センター「令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.36】および同年度の公表正答肢((3))。
  • 浄化槽法(昭和五十八年法律第四十三号)第二十九条第3項。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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