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令和7年度 1級 衛生設備 問題A No.33 を解説(排水槽の通気管は単独で大気に開放)

令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.33】は、排水槽に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。単独で立ち上げたあと、伸頂通気管につないでいます。

過去問は、この形をそのまま誤りにしています。平成27年度の1級 問題A No.33は、排水槽の通気管を単独で立ち上げ最上階で他の排水系統の伸頂通気管に接続して大気に開放した、という記述を適当でないものとして出しています。

選択肢3は、平成28年度が逆の側から出しています。厨房の排水ポンプを雑排水用水中モーターポンプとした記述が、誤りとされています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 排水槽の近くの水栓です。この年度の正答肢により適当とされています
2 ○(適当) タイマーでの起動です。令和2年度がほぼ同じ文で正しい肢に置いています
3 ○(適当) 厨房は汚物用です。平成28年度は雑排水用とした記述を誤りにしています
4 ×(適当でない) 平成27年度がほぼ同じ文を適当でないものとして出しています

選択肢4のポイント(ここが誤り)

排水槽の通気管をどう開放するかは、過去問がそのまま出しています。

平成27年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.33】の公表正答(選択肢1)

「排水槽の通気管を単独で立ち上げ、最上階で他の排水系統の伸頂通気管に接続して大気に開放した。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

つないではいけません。令和7年度は「他の排水系統の」という語がありませんが、単独で立ち上げたものを最上階で伸頂通気管につなぐ点は同じです。単独で立ち上げるところまでは合っていて、そのあと他の通気管に合流させたところが誤りになります。

同じ平成27年度で正しい肢に置かれているのは、次の3つです。

同 問題A【No.33】の正しい肢(選択肢2・3・4)

「排水槽の吸込みピットは、水中ポンプの吸込み部の周囲に200mmの間隔をあけた大きさとした。」
「排水槽の底部には、吸込みピットに向かって10分の1の勾配をつけた。」
「排水槽の容量は、最大排水量又は排水ポンプの能力を考慮して決定する。」
同年度の公表正答は選択肢1で、この3つはいずれも正しい側に置かれています。

底部の勾配は、平成30年度が15分の1から10分の1という幅で出しています。平成27年度の10分の1はこの範囲に入っています。

厨房の排水ポンプについては、平成28年度が逆の側から出しています。

平成28年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.33】の公表正答(選択肢3)

「厨房の排水ポンプは、雑排水用水中モーターポンプとした。」
この記述が、適当でないものとして出されています。

雑排水用ではありません。令和7年度は同じ厨房の排水槽について、汚物用水中モーターポンプとする形で書いて正しい肢にしています。同じ平成28年度では、地下からの湧水を排水するポンプを汚水用水中モーターポンプとし口径40mmとした記述が、正しい肢に置かれています。

タイマーでの起動は、令和2年度がほぼ同じ文を使っています。

令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.33】の正しい肢(選択肢3)

「排水の貯留時間が長くなるおそれがある場合は、臭気の問題等から、一定時間を経過するとタイマーでポンプを起動させる制御方法を考慮する。」
同年度の公表正答は選択肢4で、この記述は正しい側に置かれています。

排水槽の構造は排水槽の構造とは?勾配15分の1〜10分の1とマンホール60cmで扱っています。

覚え方

  • 排水槽の通気管は単独で立ち上げて大気に開放します。伸頂通気管につなぐ記述は誤りです
  • 厨房の排水ポンプは汚物用水中モーターポンプです。雑排水用とした記述は誤りにされています
  • 貯留時間が長くなるおそれがあるときはタイマーでポンプを起動させます
  • 吸込みピットは、水中ポンプの吸込み部の周囲に200mmの間隔をあけます
  • 排水槽の底部は、吸込みピットに向かって15分の1から10分の1の勾配です

理解度チェック

Q.

排水槽の通気管は、どのように大気へ開放するか。

単独で立ち上げて開放します。平成27年度の1級 問題A No.33は、単独で立ち上げたあと最上階で他の排水系統の伸頂通気管に接続して開放した記述を適当でないものとして出しており、公表正答はこの選択肢1です。

Q.

厨房の排水槽に使用する排水ポンプは、どれか。

汚物用水中モーターポンプです。平成28年度の1級 問題A No.33は、厨房の排水ポンプを雑排水用水中モーターポンプとした記述を適当でないものとして出しており、公表正答はこの選択肢3です。

Q.

排水槽の底部には、吸込みピットに向かってどれだけの勾配をつけるか。

15分の1から10分の1です。平成30年度の1級 問題A No.33がこの幅を正しい肢として出しており、平成27年度の同No.33は10分の1とした記述を正しい肢に置いています。

> 衛生設備のほかの論点は衛生設備のカテゴリにまとめています

排水槽の通気やポンプの選定は、排水の種類や建物の条件によって扱いが変わります。実際の設計では条件ごとの検討が必要です。

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 試験問題A」および同センターが公表した正答肢(問題A【No.33】=(4))。
  • 同センター「平成27年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.33】および同年度の公表正答肢((1))。
  • 同センター「平成28年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.33】および同年度の公表正答肢((3))。
  • 同センター「令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.33】および同年度の公表正答肢((4))。
  • 同センター「平成30年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A」問題A【No.33】および同年度の公表正答肢((4))。
  • ※ 問題文・選択肢は掲載していません。
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