令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.27】は、下水道に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。基礎の性質が逆に書かれています。
過去問に、この論点の正しい形が置かれています。令和2年度の1級 問題A No.27は、可とう性のある管きょの基礎を、原則として自由支承の砂または砕石基礎とする、という記述を正しい肢として出しています。
砂や砕石は、まわりの動きに合わせて形が変わる材料です。変形しないものとする、という書き方とは逆を向いています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 合流式です。令和2年度の1級 問題A No.27に、まったく同じ記述が正しい肢として並んでいます |
| 2 | ○(適当) | 中継ポンプ場です。この年度の正答肢により適当とされています |
| 3 | ○(適当) | 取付管の取付け位置です。同じくこの年度の正答肢によります |
| 4 | ×(適当でない) | 令和2年度は砂または砕石基礎とする記述を正しい肢に置いています |
可とう性のある管きょの基礎について、過去問の正しい肢は次のように書いています。
令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題A【No.27】の正しい肢(選択肢3)
「硬質塩化ビニル管、強化プラスチック複合管等の可とう性のある管きょの基礎は、原則として、自由支承の砂又は砕石基礎とする。」
同年度の公表正答は選択肢4で、この記述は正しい側に置かれています。
砂または砕石という粒の集まりで受ける形です。硬く固めた基礎ではありません。管きょの材料として挙がっているのも、硬質塩化ビニル管や強化プラスチック複合管です。
令和7年度は、この基礎を「管の変形に伴って変形しないもの」としています。砂や砕石の基礎とは、性質が逆になります。
選択肢1は、令和2年度にまったく同じ記述が正しい肢として置かれています。
| 論点 | 過去問での扱い |
|---|---|
| 合流式と放流 | 令和2年度 No.27の選択肢1が、令和7年度の選択肢1と同じ記述で正しい肢 |
| 分流式と放流 | 令和5年度 No.27の選択肢4が、分流式で処理施設を経ない汚水が放流されるとしたため誤り(同年度の正答) |
| 管きょの最小流速 | 令和2年度は汚水管きょの方が大きいとして誤り、令和5年度は汚水管きょの方が小さいとして正しい肢 |
| 管きょの接合 | 地表勾配が急な場合は、原則として地表勾配に応じて段差接合又は階段接合(令和2年度の正しい肢) |
合流式と分流式は、放流の話で対になっています。合流式なら処理施設を経ない下水が放流されることがあり、分流式でそう書くと誤りになります。
最小流速も、2つの年度で向きがそろっています。雨水管きょに比べて汚水管きょの方が小さい、というのが正しい側です。
管きょの構造は管きょの流速はいくつか?下水道の接合方法と構造の基準で扱っています。
可とう性のある管きょの基礎は、どうするか。
原則として、自由支承の砂または砕石基礎とします。令和2年度の1級 問題A No.27の選択肢3が、硬質塩化ビニル管や強化プラスチック複合管等について、正しい肢としてこの内容を出しています。
処理施設を経ない下水が放流されることがあるのは、どちらの方式か。
合流式です。令和2年度の1級 問題A No.27の選択肢1が正しい肢として出しています。令和5年度の同No.27は、分流式でそう書いた記述を誤りとしており、公表正答は選択肢4です。
管きょ内で必要とする最小流速は、雨水と汚水でどちらが大きいか。
雨水管きょの方が大きく、汚水管きょの方が小さくなります。令和5年度の1級 問題A No.27が、汚水管きょの方が小さいという記述を正しい肢に置いています。令和2年度は逆に書いた記述を誤りとしています。
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管きょの基礎の選び方は、管種や土質、埋設の条件によって変わります。実務では事業体の基準をご確認ください。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月